2021-01-01から1年間の記事一覧

過去が塗り替わる(1)

高校3年生の娘達(双子)は、途方もなく手がかかった。 ひと言で言えば、 自分のことを自分でしない。 「しない」のか「できない」のかはわからない。 帰宅して、制服を脱いでハンガーにかけて壁に吊るす。 弁当箱を洗う。 ゴミをゴミ箱に捨てる。 遅くとも…

見よ。わたしは新しいことをする。(4)

楽になった。 嘘のように楽になった。 「一を聞いて十を知る」 ということわざがある。 飲み込みが早い、利発ということ。逆に、 「一から十まで」 という言い回しがある。 「一から十まで説明しないとわからない」 というような、飲み込みが悪い、愚鈍(ぐ…

見よ。わたしは新しいことをする。(3)

1年の半分が過ぎた。 私は「3年日記」というものをつけている。 去年購入したもので、日記を書く度、去年の今日、何を書いたか知ることができる。 家庭教師と(リモートで)勉強の約束だったのが、2人とも寝ていたり、 高校での春休みの(私学なので有料)講…

見よ。わたしは新しい事をする。(2)

今、高校時代、年間70回の遅刻を記録した(普通の高校なら留年、もしくは退学であろう)娘βは大学生となり、毎日、自分で起きて大学に通っている。 私が起きると、既に出かけていることも多く、 (卒業式の日まで遅刻寸前で、朝食食べられず、卒業祝いの紅白…

見よ。わたしは新しい事をする。(1)

先の事どもを思い出すな。 昔の事どもを考えるな。 見よ。わたしは新しい事をする。 今、もうそれが起ころうとしている。 あなたがたは、それを知らないのか。 確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。 ( イザヤ書 43:18‭-‬19) 2014年1月、新しい…

祈りは聞かれた(4)

大学に合格したものの、浪人することになった双子の上の娘αについては、高3の2学期の数学の期末試験が0点で、大学受験どころか「留年」を覚悟させられたことを前回、書いた。 不登校でもない、授業をさぼるでもない、試験もふつうに受けて… 「留年」とは…。 …

祈りは聞かれた(3)

朝、私が8時とか9時に起きると、 大学生の娘βは既にいない。 大学に行ってしまったのである。 先日、家に居たときには、 「1限に間に合わない~!」 と泡を食いながらべそをかいていた。 何やらレポートというものが連日、毎日のように出されていて、それと…

祈りは聞かれた(2)

「だから、明日のための心配は無用です。明日のことは明日が心配します。労苦はその日その日に、十分あります」(マタイによる福音書 6:34) という聖書の言葉がある。 思えば、「明日のための心配は無用です」――まさにそのとおりである。明日どころか、何…

祈りは聞かれた(1)

「どうか娘達の生活を整えてください。主が娘達を起こしてくださり、成すべきことを成していくことができるよう、導いてください」 そう、祈ってきた。学校があった頃は、とにかく平日は娘達を起こして、学校へ行かせたから、2学期が終わり冬休みに入ってか…

合格取り消し(5)

双子の姉、αが大学に合格しながら、入学手続きの不備で入学できなくなった。 まさに青天の霹靂(へきれき)だった。 クリスチャンとして、娘達の進路のことは祈り続けてきた。 なまじ、娘達が勉強できれば親として夢や理想ももっただろうが、 勉強ができる以…

合格取り消し(4)

4月、門出の時……。 大学生になった双子の妹、βの入学式はwebですませたらしい。 大学に合格したものの、浪人することになった双子の姉、βは、家庭教師付きの宅浪となった。 「(食器の)洗い物」と「洗濯」と「ゴミ出し」は2人でやってね。 とこの春、宣言し…

合格取り消し(3)

(前回までのあらすじ) 双子の姉妹、αとβは、同じ大学・学部を受験し、αは「合格」、βは「追加合格候補」となった。ところが、入学手続きはすべてオンライン。父親の再三の催促を無視したαは、気づいた時には既に「入学手続き期限」を過ぎ、入学は不可となっ…

合格取り消し(2)

おそらく読者諸兄が案じられるのは、 「合格」取り消しになった娘αの心情ではあるまいか? 晴れて「大学合格」したのに、「入学できない」となれば、αは頭抱えるどころではない! 精神的にどうにかなってしまうのではないか…? だろう……。 しかし、αは少し泣…

合格取り消し(1)

のっけから、 「タイトルに偽りあり」 である。 「合格取り消し」などとは、何やら不正でも発覚したようである。 それは断じてない。 このブログ「神頼み」にも書いた娘αの「大学合格」である。 「合格」が取り消されたわけではない。 間違いなく「合格」し…

卒業式(3)

双子の妹βの卒業式である。 体育館に間隔(ソーシャルディスタンス)をあけて椅子が配置されてあったが、 双子の長女α(私立高校)の時とは違い、検温もなく、細かい注意もなかった。 ざわざわとしながらも、緊張感みなぎる空気。 BGMが流れ、担任教諭を先頭…

卒業式(2)

さて、次は双子の妹、βの卒業式である。 このβであるが、無事に高校を卒業できたものの、遅刻がひどかった。 学年トップなどという甘いものではない。 確か、高校3年の前期(前期・後期の二期生)だけで77回の遅刻があったのを記憶している。 高校生活をトー…

卒業式 (1)

双子の娘達の高校卒業式が同じ週にあった。 コロナ禍でどうなることかと案じたが、どちらも、 参列は一家庭に一人の出席(母親か父親、両方はダメ)。 で、どちらも私が参列した。 双子の姉α(私立高校)、妹のβ(公立高校)で比較してみた。 まずαのY高校、…

神頼み(3)

双子の姉、αの大学合格は、 なし だと、私は確信していた。滑り止めは受験せず、本命▲大学を含め、3大学を受験。 模試の合格判定はDかEしかなかったと思う。(積極的に見なかった) にもかかわらず、αは焦る気配も見せず、毎日午後まで眠り、何をしているの…

神頼み(2)

双子の受験生をもつ私には、母親としてこんな夢があった。 受験勉強に励む娘達にお茶を煎れてあげる。 深夜まで勉強する娘達に夜食を作ってあげる。 ……どちらも、受験生だった私が経験できなかったものだが、(私の母親はそんな母親ではなかった)だからこそ…

神頼み(1)

私の信仰を否定するわけではないが、全く認めようともしない夫は、この正月、娘達に神社のお守りを買い与えた。 気休めだけど。 と……。 広く知られていることだが、イエス・キリストは唯一絶対の神であり、他のものを信じることは「偶像崇拝」として、聖書で…

一山超えた――受験弁当

双子の娘達の大学受験が終わった。 全行程を終了した。 最後の試験の終わったのが16日で、その結果はまだ先のことであるが、受験の弁当作りは終わった。これが、(中学から始まる)長きにわたる娘達の「弁当作り」の最後かという、感慨はあった。 受験の弁当…

このことはわたしから来た

娘達の大学合格発表を前に、不思議なものを見つけた。 それは、1年以上も前に、知り合いの姉妹(=女性信者)がlineで送ってくれた詩。 仕事のトラブルで落ち込んでいた私を慰めようと送られたものだった。 当時の私がどのように感じたのか、あまり記憶にな…

イエス様、よろしく~( ^)o(^ )

さて、双子の娘達の大学受験である。 先月、大学共通テストというものがあり、今月から私大の受験が始まる。 実は、我が家は今日から始まったのである。 受験生といえば、 受験地獄 受験戦争 と昔は言った。大学の数が増えて、今では全国で700以上あるらしい…

100歳まで生きる!?(4)

「100歳まで大丈夫」 (おそらく)30代医師に太鼓判押された私の心情は複雑で、 100歳まで生きるの???=衝撃 一方で、現在の自分の健康管理が間違っていないことを肯定されたようで、 嬉しい。 思いはあった。 いきなりガンで、 余命〇年。 を宣告される…

100歳まで生きる!?(3)

健康診断で異常がなく、院長Jrから、 「100歳まで大丈夫」 と太鼓判を押され、 「私、長生きしたくないんですけど」 「でも、この調子でいくと生きますよ」 「\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」 100歳の自分など、論外であった。 今までの…

100歳まで生きる?!(2)

確かに、周囲と比べて「健康」「丈夫」という自覚はあった。 風邪をひかない、頭痛・生理痛もない、腰痛も知らない。 妊娠した時には悪阻(つわり)も全くなく、(双子妊娠は悪阻も大変とか) 夫から、 青銅の魔人 と言われた。 そんなわけで、健康診断などで…

100歳まで生きる?!(1)

年末に受けた健康診断の結果を聞きに、クリニックに行く。 20年来お世話になる(とはいっても、頻度としてはあまりお世話にはならない) クリニックだが、その院長はちょっと面白い方で、密かに慕っている。 数年前、私が「高血圧」だと分かった時、 「私、…