2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「がん」という冒険(96)

去年4月に娘βが入寮して10か月。 夏休みも冬休みも、βはろくに帰って来なかった。それは寮の居心地がいいということだし、寮からのクレームを覚悟していた私には誠に結構なことであった。 10か月、部屋にはβだけで「ゴミをゴミ箱に捨てない」暮らしをしてい…

「がん」という冒険(95)

「できる」「できない」をぐるぐると考えて、出た結果が、 「できる」も「できない」も主の賜物ということだった。 そのように与えられたとしか、いいようがない。 「できる」が幸いで「できない」が不幸、とはいえない。 「できる」から怠けて傲慢になるこ…

「がん」という冒険(94)

誰にでも「できる」ことと「できない」ことがある。 おおまかに言って、何でも「できる」人もいれば何も「できない」というような人もいるだろう。 最近、その「できる」ことと「できない」ことについてぐるぐると考える。 きっかけは、かのアインシュタイン…

「がん」という冒険(93)

☆看護師には、イエス様をお伝えするのにお渡しするつもりの本があった。93歳の姉妹が書かれた証(あかし=自分がどのようにしてイエス様と出会い、どのような恵みを受けたかなどを語るという業界用語)の本(自費出版500円)で、これを20冊注文して色んな人…

「がん」という冒険(92)

不思議なことに、がんは私にとって「試練」ではなかった。もちろん、不安や恐れはあったが、すべて守られ、信じられない喜びと感謝の連続だった。 「不安で眠れない」ことなどなかったし、スキンヘッドになってもウィッグを楽しめた。「抗がん剤の苦しみ」も…