映画評

「ジュノー」

はい、そんなわけで(前回ブログ参照) 今回の映画は、 文部科学省選定 日本赤十字社推薦 ついでに、 横浜市教育委員会も後援してる映画。 「ジュノー」です。 学校から案内のあった無料鑑賞会、娘達連れて行きました。国を越え、人種を超えて、無償の愛に生…

「徳川いれずみ師 責め地獄」

確かに、ピーター先生こと、桂千穂氏は言った。 「クリスチャンがこんなの見ていいんですか?f(^ー^;」 「はい。今度の教会では、神は何も求めないし、あらゆることから開放して自由にしてくれる、と教えられています」 「それはいいですね」 「そう言えば、…

人蛇大戦 蛇(2)

「パパやめて!天罰が下るわ」 悪夢にうなされる妻。そんな妻の叫び声から映画は始まります。 15階マンションの建設現場。 平幹二朗の若い時みたいなゼネコン社長が、現場責任者をどやしつけてます。 納期に間に合わせるために、「手抜き」をやれ。突貫工…

人蛇大戦 蛇(1)

はい、今日のお題は「蛇」。否、蛇映画。はっきり言って、 ゲテ(モノ)です。 なぜ、そうなったかと言うと、先日、ピーター先生の所にお邪魔しておしゃべりした折、 「この間、ここでDVD上映会をしたのが好評で…。『女死刑囚の脱獄』と『ニンジャ大戦蛇』を…

「女死刑囚の脱獄」

主人公、京子の父親と婚約者の狩猟シーンから映画は始まります。 1960年度、白黒、新東宝作品ですから、今から半世紀前の映画です。父親の狩猟の腕前を褒める婚約者、島昭夫。なるほど、ええとこのボンボンそうで、これは父親の政略結婚なのだろうと思わ…

天地創造VS進化論(2)

「風の遺産」(2)です。 背広に中折れ帽の男が3人、無言で歩いて行きます。何やらお固い雰囲気です。白黒画面で緊張感みなぎり、ぐいぐい引き込まれます。そこへ、3人とはちょっと感じの違う男が加わって、ある場所に到着します。それは、 ヒルズボロ中…

天地創造VS進化論(1)

皆さま、ご訪問ありがとうございます! 前回、「屋根の上のバイオリン弾き」などという知らぬ人のない名画を偉そうに解説してしまいまして…実に恥じ入っております(/-\*) というのも… オンドレ、何が悲しゅうて「屋根の上のバイオリン弾き」のクソ面白くも…

「屋根の上のバイオリン弾き」(2)

映画冒頭に登場する「屋根の上のバイオリン弾き」――台詞もなく、ただ屋根の上で意味もなく(?)男がバイオリン奏でてます。これが、主人公の牛乳屋テビエ言うところの「危ういバランスを取りながら楽しい音楽を奏でようとする」テビエ自身であり、この映画…

「屋根の上のバイオリン弾き」(1)

「屋根の上のバイオリン弾き」――ミュージカルとして映画として、あまりにも有名ですが…。原作はショーレム・アレイヘムの短編小説「牛乳屋テビエ」。 そもそも…「屋根の上のバイオリン弾き」って何でしょう? 漏れ聞くところによると、 主人公の父親、テビエ…

シナリオ『結び目』

ドラマが人物を作るのではなく、女がドラマを作るのだ。 発売中の月刊誌「シナリオ」10月号に、映画『結び目』のシナリオが掲載されています。その「作者ノート」にあった港岳彦氏の言葉です。 本作の執筆に取り組みながら、いつもこう念じていたそうです…

ピーター先生も絶賛(^○^) 映画「結び目」

トークショーが終わり、ピーター先生も私も席を立った。先生はいつも、客席、最後列の出口寄りの席に座る。理由は「すぐに帰れるから」。 せっかちという性格は一生、変わらないらしい。急ぐ用事がなくとも、いつも早足で信号待ちなどイライラしている。上映…

さて…。 世はサッカーW杯熱、一色だったようですが…。 私と言えば、28日の産経新聞、「北、お茶の間に動揺」なんて記事を見て面白がっていたのでした。 かの、脱北を正面から描いた映画、「クロッシング」を観てから、「北朝鮮」にアンテナが向くようにな…

crossing―横断・渡航・交差(点)・踏切・十字路・十字を切ること・妨害 第二次世界大戦後、朝鮮半島は『韓国』『北朝鮮』と南北に分断され、現在、世界唯一の分断国家となっています。 北朝鮮からの脱北を真正面から描いた映画「クロッシング」。親…

皆さま、お待たせ致しました。別にジラしたつもりはないのですが…今日は、ホントに石井輝男の「地獄」行くぞ!!そうですね、先月、この石井輝男の「地獄」を見て、ブログに更新しようかな、と思いはしたのですが…。なぜしなかったのかな。ブログに書くには…

皆さま、本日もご訪問ありがとうございます アリガト 前回、うんと背伸びしてダンテ「神曲」なんて扱ってみたのですが…。 更新直後、いつもなら1時間で100〜アクセスあるのに、この日は伸び悩んで…半分にも満たない。 ( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・ やっぱり、ロ…

湿ったような感じ。 饐(す)えた、懐かしい匂いが漂うような…。 首筋をひゅるりと風が撫でていくような…。 映画「結び目」http://www.youtube.com/watch?v=my17QnrQTvcからは、そんな感覚が伝わった。私が所属するシナリオ作家協会。 その中で毎月行われる…

これ…1971年、監督ドン・シーゲル、主演クリント・イーストウッドで公開された映画なんですが、興行的には失敗だったそうです。その後、このコンビによる「ダーティハリー」が大ヒット!その名を世界に轟かせました。ですが監督は、この「白い肌の異常な夜」…