天地創造VS進化論(1)

皆さま、ご訪問ありがとうございます!
前回、「屋根の上のバイオリン弾き」などという知らぬ人のない名画を偉そうに解説してしまいまして…実に恥じ入っております(/-\*)
というのも…
オンドレ、何が悲しゅうて「屋根の上のバイオリン弾き」のクソ面白くもない映画評を今更読ませられんねん!
(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!!
おまえは、淀川長治か、水野晴郎か、小森のおばちゃんか…?(全員死んだけど)もっと身の程をわきまえて、桂千穂のロマンポルノか石井輝男の映画でも解説してろ〜
(*`ε´*)ノ_彡☆バンバン
などというメールが…
別に届いてはいないのですが…。
はい、自分で思ってしまったんですね。屋根の上のバイオリン弾き」(2)を更新しながら…
なんかすごく、身の程を知らないことやってない?
今更、「屋根の上のバイオリン弾き」じゃないでしょ?(最早、語りつくされてる( ̄0 ̄;))
柄(がら)じゃないよね…(ー_メ)

屋根の上のバイオリン弾き」(1)はノリで書いてしまったけど、(2)になると冷静さを取り戻して我に返ってしまったんですね。でも、今更(1)をキャンセル出来ないし、(1)を書いたからには(2)も書かないと…
( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・
もう、愛想尽かされてアカウント急降下…かと思ったらそうでもなく、このブログ読者様の寛容なお心に感謝、感激…しております。
ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
別に、屋根の上のバイオリン弾き」に比べてロマンポルノや石井輝男…がどうのというつもりは毛頭ありません。
ただ、私だから、こだわれる。そんな映画を、出来れば紹介していきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
( ^.^)( -.-)( _ _) ドウモ
というわけで…。
今回はちょっと珍しい映画のご紹介です。
とは言っても…
アカデミー賞に輝く名スタッフ、キャストで再現した感動の法廷ドラマ」。
名優スペンサー・トレイシーフレデリック・マーチが対決!
1925年、実際にアメリカ・テネシー州で起きた通称「モンキー裁判」を名匠スタンリー・クレイマーが映画化した
「風の遺産」(1960)
です。私はたまたまビッグカメラで見つけたんですが、皆さま、御存知でしたか?
この「モンキー裁判」というのは、
1920年代、アメリカ南部の反進化論州法の成立で始まった「創造VS進化」論争で大きな話題を呼んだ。 1925年、テネシー州デイトンの高校教師ジョン・T・スコープスは、授業中にヒトの進化(ダーウィンの進化論)に触れたために、この裁判で有罪判決を受けた。
というもの。要するに「(旧約聖書にある)天地創造VS進化論」なんですね。
日本では考えられないことですが…。
確かに旧約聖書の始まりにある「創世記」…。
初めに、神が天と地を創造した。
地は茫漠として何もなかった。闇が大水の上にあり、神の霊が水の上を動いていた。神は仰せられた。「光があれ」すると光があった。神は光を見て良しとされた。神は光と闇とを区別された。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけられた。夕があり、朝があった。第一日。
このようにして、神は6日で天地万物を創造されて7日目に休むわけですね。これ、わりと知られてますね。
でも…。
これが、本当だと思ってる人っているんですか???
クリスチャンというものになって、クリスチャンは天地創造を信じていて、よって進化論を否定する、ということが衝撃でした。
信じる信じない以前に、
進化論があたりまえだと思っていたし、ヒトはサルから進化したものだと素朴に思っていました。
深く考えたこともなかったんですね。
でも、言われてみれば、確かに「進化論」は「論」でしかないんですね。科学的に究明出来ないことがあるのでしょう。
だからと言って、
万物は神が創造された。
と俄かに確信することも出来ないのですが…。
1925年、アメリカ南部の小都市。ディック・ヨーク演ずる公立高校の生物学教師が教室で「進化論」を教えようとした矢先、タイミングを見計らって傍聴に来た市の要人たちに逮捕されます。聖書の教えに反する講義は州法違反であるという理由でした。
この事件の裁判は"Scopes Monkey Trial"(スコープス・モンキー裁判)としてアメリカ全土の関心を呼ぶことになります。「スコープス」は被告の教師の名であり、人間の先祖は猿であると教えたことの是非を問われたため「モンキー」という言葉が付いたのです。キリスト教原理主義フレデリック・マーチが教師を告発する役を買って出ます。一方、被告側にはバルチモア・ヘラルド新聞社の後押しで有名弁護士スペンサー・トレイシーがつきます。
1925年と言えば85年前。それでも「天地創造」の次元からすれば、つい最近、この間。聖書重視のプロテスタントが多いアメリカでは、今も「天地創造」を信じる人が当たり前なのかもしれません。
そして、クリスチャン人口1%未満、科学万能を説く日本でさえ、クローンや不妊治療の最先端になると「神の領域」なんて、いきなり「神」を持ち出します。
スペンサー・トレイシーVSフレデリック・マーチが聖書を巡って闘うシーンは圧巻。
次回に…。
YA〜 \(@ ̄∇ ̄@)/ YA〜