見舞い(3)

年の瀬も押し迫って参りました。
今日もブログを訪問してくださり、ありがとうございます。
年賀状印刷に手間取り、またまた更新遅れましたことをお詫び申し上げます。
多分、今年最後になるだろうブログ、何をネタにしようかと思っていたのですが、只今仕入れた、ホッカホカのネタを更新します。
先のブログ「見舞い」(1)(2)の続きであります。
http://d.hatena.ne.jp/rennren/20131124#1385289871
http://d.hatena.ne.jp/rennren/20131201#1385914329
足を故障して入院したT姉妹。
60代、独身。事業に失敗して生活のために不本意な仕事につきながら、教会からも足が遠のく生活をしていたのでしたが、入院生活の中でたくさんの恵みをいただき、
「今までの人生で一番厳しいけど、一番平安」
と言われたのでした。見舞いに行ったのが11月下旬で、12月には賃貸の部屋を出て行かなければならないそうで。
長期の休みで仕事は解雇、一体、退院してからどうなるのか…。(退院してからが大変)
祈っていました。
12月5日に退院されたと聞き、部屋が決まったらしいと噂で聞いて…。
何が何でも早すぎるやんけ。
定職のない女性は、簡単に部屋を借りられない。
はず…。まして、60代独身。
引っ越しのお手伝いもしたいと思い、電話してみました。
と…。
「その節はありがとうございました」
明るい声で見舞いの礼を言われ、問題の件については、
「退院してから、あっという間に(部屋が)決まってしまいました」
あまりのことに言葉を失いました。
そんなバカな…とは思っても、口には出来ず。
「他の姉妹にも報告したいので、教えてください」
メモ用紙用意して取材モード。
退院した12月5日は木曜日。
何せ救急車で運ばれたもので部屋の中は雑然としたまま。退院はしたものの自由自在に体が動くわけでもなく、週末まで部屋を片付けたり、ゆっくり過ごしていたそうです。
中野区の区役所で、生活に困ってる人に物件を紹介してくれる制度があるとかいうのを聞いて、翌週、在住している目黒区の区役所を訪ねたところ、目黒区にはそのような制度はないとのこと。それでも業者(不動産屋)を紹介はしてくれたものの、
「12月になって家ありません」「年内は難しい」
などと言われる始末。年末に引っ越しなんてないだろうと思ってたら、そんなことはなくて、物件自体がないそうです。
水曜日は業者が休みで木曜日、訪ねたら、
「2〜30年空かなかった部屋が、今朝、突然、空きました」
午前9時40分だったそうです。
「建物は古いんですけど、3階の角部屋でね…。普通なら、2、3度見てから決めるんですけど、これは主が与えてくださった、と思って、すぐに決めました」
決めた…と言っても、そう簡単に決められるんですか?
失礼とは思いながら、聞いてしまいました。
「…審査ってありますよね?」
「あります」
「仕事…続けられたんですか?」
「一か月以上入院してましたから解雇になりました」
「では無職…?」
「はい。これから探さないと」
「無職で部屋借りられるんですか?」
「保証人もないから、保証会社に頼んで…。今まで家賃払って来た実績があるから大丈夫でしたよ」
そんな話、聞いたことない。空いたばかりの部屋なら、これからいくらでも(良質な)借り手が現れるはずではありませんか???
T姉妹自身も、
「これはもう、主が働いてくださったとしか思えません」
だって、木曜日に退院して、翌週の木曜には部屋が決まってるんですから。
区役所では、
「宝くじに当たったようなもの」
と言われたそうです。
最短にして最速。余計な手間なし。
信じられないことがいくつも重なる。
私自身、この2月に父がくも膜下出血で倒れた時も、このような経験をしました。
他の兄弟姉妹も同じような経験をされています。
主が生きて働かれる。
ことを、経験的に知るわけですね。
入院中にも平安をいただいて、
「今までの人生で一番厳しいけど、一番平安」
と言われてたT姉妹ですが、
「やっぱり退院して、区役所とか不動産屋に行く段になると胸騒ぎが起こりますよ」
朝な夕な、祈っていたそうです。
「今までの祈りと必死さが違います」
と声を大にして言われました。
「もうギリギリまで追いつめられて後はない。そこまでいかないと主は動いてくださらない」
「生きるか死ぬか。『できれば〜あってほしい』なんて祈りではダメ」
「祈りが聞かれたんですね」
「それしか考えられません」
「疑い」があっては何ひとつ動かない、のだそうです。自分を無にして祈る。
「『私のところへ来た人を、私は決して捨てない』という聖書の言葉は本当です」
エス様の愛を確信したT姉妹。
「仕事のことも祈ってますから、大丈夫でしょう」
とハリのある声。
元気もらいました。