続・事件(3)

昨年9月24日のブログ、「事件」をお読みくださった方々…。
あれから一年以上過ぎますが、その間、一度として、
夜中にゴミ出しをしていません。
休日でも、自然に目が覚めて朝にゴミ出ししています。(また寝ます)
私の周りの兄弟姉妹(兄弟=男性信者、姉妹=女性信者)は言われます。
主のなさることは不思議。
そして、
美しい。
我々が想像もしないかたちで御業をなさるということなんですね。
そう言われてみれば、私が「イエス様、ごめんなさい」と祈りながら夜中(休日前の夜中)のゴミ出しをしていたのを、あのような、誰も考えつかないような方法でやめさせられた。
他にどんな方法があるのだろう…と考えてみても、
誰かに見つかって注意される。
くらいしか思いつきません。
でも、これってすごく、後味悪いですよね。ま、いけないことやってるんだから自業自得だけど。
そういうふうに見ると、あのようなかたちで解決されたのは、見事としか言いようがありません。あれ以来、ドアチェーンのトラブルは一度もないし…。
そう言えば…と思い出したこともあり、皆さまと感動を共有したいと思い書くことにします(^-^)
今年の夏の終わりでした。
娘達がマンションの階段でクワガタを拾ったそうです。
子クワガタというのか、小さいクワガタでした。
私の留守中で、娘達はクワガタを連れて書道教室に行きました。教室の先生がティッシュペーパーの空箱をくださり、そこが応急の虫カゴになりました。
私は出先から書道教室に迎えに行き、クワガタと出会ったわけです。クワガタは「クワちゃん」と名付けられ、娘達は元気のないクワちゃんにエサを与えて世話しました。
ティッシュボックスの取り出し口にザルをかぶせ、クワちゃんはおとなしくしていました。
ところが…。
「あ〜クワちゃんがいない!!!」
10歳の娘Aが叫びます。
「え〜!クワちゃんいないの?」
10歳の娘Bも叫びます。
どうやら、エサをもらって回復したクワちゃん。逃走したようなんですね。
金曜の夜。
別に…拾った虫が一匹、カゴから出てどこか行っただけなのに…娘達の騒ぎように私もクワちゃんを探さないわけにいきません。
逃走するくらい元気になったんならめでたいやんけ。
屋外じゃないから死骸で見つかったら嫌だな。
くらいの気持ちだったのが、娘達が半泣きで「クワちゃん、クワちゃん」と騒ぐものだから、見つけないことには引っ込みがつきません。
幸い、クワちゃんは簡単に見つかりました。たかが子クワガタ。逃走したと言ってもしれています。ダイニングテーブルの下に発見。
クワちゃんは娘Bと同じクラスの虫博士、T君にもらってもらうことに話が決まり…。
金曜の夜11時…。
これからダゼ〜(* ゚ー゚)ノ
ワインでもひっかけながら夜を愉しもうとしたところへ、
「あ〜クワちゃんがいない!!!」
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
マジかよ、と思いながら、すぐ見つかるでしょ…と高を括っていたのが、
いない。
懐中電灯でダイニングチェアの裏側まで探したけどダメ。
当然祈ります。
「私達の家族のクワちゃんがいません」
娘Aが祈ります。いつの間に「家族」になってん?「家族」やのに簡単にT君に譲るねんな。思いながら…
「イエス様、クワちゃんを見つけてください」
トラブルメーカーの娘Bがしおらしく祈っています。
探す、探す、探す…。
あの体長2センチほどのクワちゃんが、とんでもない所に逃走したとも思われないのに、いない。
やがて、娘Aが泣き出します。
「ごめんね、クワちゃん。私達が家に持ち帰らずに神社に放してあげてたら、こんなことにならなかったのに。綺麗なお嫁さんもらって、幸せに暮らせたのに…。ごめんね!」
ボロボロ泣いています。ちょっと感動しました。「綺麗なお嫁さん」には笑うけど、助けたクワガタに謝ってる…。それと、
見つけてくれないイエス様に文句言ってない。
「明日には虫博士のT君のところに行けるのに、ごめんね、クワちゃん〜」
まるでクワちゃんの人生、台無しにしてしまったかのような反応に戸惑いながら、
何としてもクワちゃんを見つけなければ。
と思い、必死に捜索するものの…。
まるでイエス様が、わざと隠されたみたいに見つからない。
一体、どうなるの…?
…と何やら私の書斎で娘Bがブツブツ言っていて…。何と、
聖書の創世記を朗読している。
意味はよくわからないけど、なんか…ちょっと感動します。
で、それに気づいた娘A。
「Bは聖書読んでて。私は祈るから」
かくして、
娘Aは祈り
娘Bは聖書を朗読し、
母はクワガタを探す…

             つづく