禁断(4)

父親と息子の妻(母親)を巡る三角関係…。
これを、正攻法で正面から描いてるところが、色んな意味で凄いところだと思います。
源氏物語」の光源氏藤壺もそうですが、義理の母子はパターンとしてよくある。
そして「近親相姦」というと、どうしても、アブノーマルな設定、エキセントリック…なキャラクターに陥る。
その点、この「魔の刻」は、
父親、彗一郎、息子、深、母親の涼子…。三人とも見事に、
常識人。普通の人以上に常識人なんですね。トラウマとか児童虐待とか、いじめとか…誰も抱えてない。
この作品、母子相姦がテーマではないんですね。全12章で涼子と深がそうなるのが8章ですから。なので、そういうことになった母と息子が、どのように終結するのか…。
これも非常に、真面目な展開となります。感心するほど真面目なんですね。
彗一郎に現場を目撃されてから、深はともかく、彗一郎と涼子は、それこそ、死ぬほど悩むわけです。当然、離婚…と思うものの、彗一郎は離婚を拒絶します。一緒に黒い十字架を背負っていこう…と言って、涼子を感動させます。夫の浮気発覚から始まった話が、「母子相姦」を経て夫婦愛に帰結するところが、良いのか悪いのかわからないけど、凄いと思います。
この「魔の刻」、昭和57年、講談社から出ていますが、絶版。文庫化くらいされてもいいと思うのですが、されてないもよう。ちょっと惜しいような。
それに…。
どうして、映画化にあたって、原作無視なのか。岩下志麻坂上忍だったら、最高のキャスティングだと思いますが。やっぱり、一般映画として公開するには、問題があったんでしょうか…。
映画版については、
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD21203/index.html
父親と息子の妻(母親)を巡る三角関係…。
(映画で)見たかった。
深と涼子の設定でいえば、息子が高校生、母親40代…。お洒落で綺麗なお母さん、いくらでもいますね。働き盛りの父親は家にいないし。
「母親だから色気感じない」
ってもんなんですか?
例えば、
受験ストレスで追い込まれ、逃げ場なく、父親は仕事で不在、母と二人きりの母子生活
鳴り出した電話に、入浴中の母がバスタオル姿で慌てて出てきたり
帰宅した母が、パンスト脱いでたり
ネグリジェ姿で髪とかしてたり
「ちょっとお願い」なんて、後ろ髪アップにしてワンピースの背中のファスナー上げるの頼まれたり
母の悩ましい下着が脱ぎ捨てられてあったり
これが例えば…麻矢みき、小泉今日子鈴木京香草刈民代
あたりだったら、どうですか?(誰に聞いてんねん( ̄‥ ̄)=3 フン)
なんでも、この年頃の男子って、ホルモンの関係上、
風が吹いても○○する。
とか聞きました。
「父親」の存在も、ライバルと思えば、更にヒートアップするのでは。
ε=ε=ε=ε=( * ̄▽)ノノ
……謎だ。
あまり突っ込むと墓穴掘りそうなので、次行きます!
実は、この「魔の刻」、アマゾンで購入したら、販売されてないせいか、定価の980円だったのですが(送料250円別)
サービスで以下の2冊がついてきました。
レモン・インセスト小池真理子
キス(キャスリン・ハリソン)
頼みもせんのに余計なことを…
と思ってたら、どちらも、
近親相姦ネタ
特に、「キス」の方は、実の父と娘の近親相姦、その上、
ノンフィクションベストセラー
しかも、父親は、
牧師。
キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
読み出したら…止まらんやんけ。