バイブルキャンプ(2)

普通、否、普通じゃなくても、初対面の食事のテーブルで、
「5年前、息子が1歳の時、主人が事故で亡くなって…」
なんて話しませんよね。かなり親しい相手だったとしても、
「実は…」
みたいな段取りがいるのではないでしょうか。そもそも、
聞かされる側に心の準備が必要。
いきなり聞かされても、絶句するしかない。
(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
でも、同じテーブルの姉妹(=女性信者)方は、頷きながら親身に聞いています。「お祈りしますね」と名前聞いてメモしたり。
私がこの姉妹と話すには、やはり少し時間がかかりました。翌日、子どもキャンプで一緒になり、私は言いました。
「主って一番大事にしている者を取られたりするじゃないですか。それが恐くて…|´Α`)ノ」
聖書の創世記に登場する有名な話、アブラハムとサラは子どものないまま年老いていたのが、神によってイサクという息子を授かります。この時、アブラハムは100歳だとあります。
ところが、神がある時、アブラハムにイサクをいけにえとして神に捧げるようにと命じ、アブラハムは黙って従います。アブラハムがイサクに刀を振り下ろそうとした時、天の使いが来て、アブラハムにそれをやめさせます。自分のひとり子さえ、神のためには惜しまなかったアブラハムは、大いなる祝福を受けます。神はアブラハムに試練を与え、その信仰を試されたようなんですね。
この辺、私はまだ理解出来てないのですが、神というのは時として、人間が一番大事にして「握っている」ものを奪われる。愛する子どもとか妻とか夫、大事な仕事…。このキリスト集会でも、若くして召された(=死)兄弟姉妹いらっしゃいますが、私の知る範囲では殆ど例外なく理想的な父親、母親、仲の良いご夫婦で、逆は見たことがない。
ゴルァ━━━━━━(゚Д゚)━━━━━━ !!!!!
念のために聞いてみました。
「ご主人とは仲が良かったんですか?」
愛がなくても子どもは生まれるし、生まれた子を愛せない父親もいる。でも、
「普通には…」
仲が良かったんですね。だとしたら…
ある日突然、
未亡人になって、
シングルマザーになって…
ドラマならありだけど、こんな現実、どうやって受け入れるんだろう…。
|* ̄Д ̄*||*-д-*||* ̄Д ̄*||*-д-*|ウンウン
若き未亡人姉妹は語ります。
「誰に会っても、この話すると黙り込むんですよ」
そりゃ、そうでしょう。この世に生きる人なら…。それが、導かれてキリスト集会の責任者、ベック兄弟(=男性信者)に会った時には、
「あなたは神様にすごく愛されてるんだよ」
と言われたそうです。
ドモ ヽ(゜▽゜*)Ξ(*゜▽゜)/ ドモ
どうも、こういうことらしいです。
「苦しい時の神頼み」と言いますが、人は、本当に苦しい時、絶体絶命の危機に直面した時…神を求めます。そういう意味で、
神と出会うために、神は人に試練をお与えになる。
幸せになると人は神を忘れ、神から離れる。だから、
試練を与え続ける。
キタ━━━━ヽ(^∀^ )ノ━━━━!!!!
でも私…
「神様に愛される」ことが、愛する者を喪うことなら、
神に愛されたくない。
と思いました。
ε=ε=ε=ε=( * ̄▽)ノノ
私の信仰なんて、所詮
地獄にさえ堕ちないで天国に迎えられたら満足。
のレベルですので…。
ドモ\( ̄▽ ̄*)(* ̄▽ ̄)/ドモ
結局、試練を通して神は、我々とより深く結びつこうとされるらしいのです。信仰が深くなるほど、試練も重くなる…という噂も聞きます( ̄_ ̄|||)どよ〜ん
確かに、夫が事故で亡くなり、1歳の息子を抱えて未亡人になったことはショックだったけれど…
姉妹は語られます。
祈りながら、少しずつ、自分が造りかえられていった。
「ガンをいただいて感謝」と言われた方も、それは結果論であって、告知された時には、晴天の霹靂だったとも聞きます。
それでも、時々、神を怨むこともあるけど。
笑いながらも、ちょっと哀しげ。
この姉妹と一人息子さんのこと…。これから祈っていこうと思います。
わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ