桂千穂コレクション(5)「愛獣 悪の華」 

まず、思い出したのは1993年度、アメリカ映画「幸福の条件」。成功から一文なしになった若い夫婦の元に、一人の億万長者が現れます。妻に一目惚れした男が、一晩で百万ドル払うというのです。妻はデミ・ムーア億万長者はロバート・レッドフォード。そして、デミ・ムーアロバート・レッドフォードと一夜を共にして、夫の元に帰るんですが…。
この映画では、スナック「マノン」を切り盛りする正とナオミ。結婚を間近にして幸せの頂点といったところ。そこへ、店にやってきたヤクザ、淵上がナオミを気に入ります。
ナオミを、
「首から上は無邪気なくせに、首から下は大人の美しさってとこかな」
などと挑発したかと思うと、
「お嬢さん、いくらなら浮気するの?」
ナオミは笑いながら答えます。
「100万」
と…。淵上は帯封の掛かった100万を出して、
「行こうか、お嬢さん」
((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
そ、そんなはずでは…。
正もナオミも慌てます。ほんの「冗談」のつもりが…。
100万返そうとするも、淵上は、出したものはひっこめないと凄みます。
挙句…サイフォンに出来てる珈琲手にかけて、
「俺は不死身なんだよ。逆らわない方がいいぜ」
って、これ、迫力には欠けるけど…( ̄▽ ̄;)
で、ナオミは淵上のマンションに連れ込まれ…。
このナオミ、なかなかのタマです。二人っきりになって、いさぎよく服を脱ぎます。
「いい脱ぎっぷりじゃないか」
淵上に言われ、
「嫌なことは早くすませたいの」
こういうとこが小悪魔的で、男の欲情をそそるのでしょうね。淵上は、
「口で(ズボンの)ジッパー下ろせ」
とか、
「(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ」
←ピーター先生、こういう台詞、どういう顔して書いたのかしらm(;∇;)m
なことを色々言います。この淵上、口でやらせるのが好きらしく、ナオミに散々注文つけた挙句、
「下手くそ」
そのくせ、いざという段になって…
「まさか"(-""- )"だとは思わなかったわ。私、帰る」
なんて、ナオミに言われてしまいます。でも、そうそう簡単には帰らせてもらえません。
てか…ヤクザに100万で身売りしたんですから、まともに帰れるはずもないんですね。
マンションに拘束され、抜け出して「マノン」に帰ったところを連れ戻されて「お仕置き」されたり…。
で…。
バナナとか熟したトマトとか、オロナミンC(みたいな)ビンを使って、ナオミは淵上から口技を徹底的に仕込まれます。
「今度は本ナマでやってみろ」
ドモ\( ̄▽ ̄*)(* ̄▽ ̄)/ドモ
すっかり淵上の女になって、派手な生活させてもらってるかと思えば逃げ出して…
行き着いた先が、高級売春婦の元締め女、そして、淵上が所属する組の会長の情婦だったりするんですね。
ナオミは、高級売春婦マリとして華麗な変貌を遂げます。
ナオミを忘れられない淵上、会長から500万でナオミから手を引けと言われたのを、断ります。
のし上がる女と…
落ちていく男…
立場が逆転します。淵上はもう、会長を敵に回したわけですから、子分だった奴らにボコボコにされる始末。
それを、冷笑しながら見ているナオミ。
そして…
淵上役の林ゆたか1983年に引退したようですが、なかなかクールで味のある二枚目です。ロバート・レッドフォードもそうだけど…
なんで、二枚目なんや〜(`□´)
どうせ、金で女買うんなら、ノートルダムのせむし男みたいなのにすればいいのに…
ε=ε=ε=( ^o^)/ やあ!!