96歳、現役です(o^∇^o)ノ


電話番号をプッシュすると、
「はい、もしもし〜」
即座に元気な声が返ってくる。
「三輪です。すごい元気なお声ですね」
その人は言う。
「声だけはね」
そして、
「そう言ってもらえるように元気な声を出してるの。すぐに出ないと死んだと思われるから急いで出るの」
「ドモ\( ̄▽ ̄*)(* ̄▽ ̄)/ドモ」
このユーモア…を超えた気骨の持ち主。
日本初の女性報道写真家、今も尚、現役で仕事を続ける笹本恒子さん、96歳。
あまり、年齢を強調するのは好きではないけれど、96歳にも達すると、説得力もあり意義もある。
ちなみに、年齢を公開されたのは最近のこと。
目黒にある「GALLERY COSMOS」で9・28〜10・5まで「恒子の昭和」と題する写真展が行われたばかり。
上記写真はその時撮影したもの。この溢れんばかりの満面の笑み…。(間近で見るとエクボありヽ(^∀^*)ノあーい♪)
写真展は連日、大盛況。9・28の朝日新聞「人」欄に載ったことと、翌日の文化欄、その次の家庭欄で写真展が紹介された影響らしいです。
「もう、大阪の岸和田とか北海道から来てくだすったのよ。小さな新聞の切り抜きもって、『これ見て来ました』って…」
朝日読者でない私は読んでないのですが、中高年読者が押し寄せ、小さな写真展は嬉しい悲鳴だったそうです。
約束のある日だけ行くつもりだったのが、笹本先生、連日、しかも終日、顔を出すことに。
「人寄せパンダね。96歳っていうのが効いたのよ」
写真展の案内にも
「96歳の現役写真家、笹本恒子の見た昭和
女性報道写真家第一号の足跡」

とあります。
実は、笹本先生とは、私が小娘だった頃から10年以上のお付き合いになります。もう、先生のすべてを知ってると言っても過言ではない。
ヾ( ̄_ ̄ )/\( ̄ー ̄)/\(  ̄− ̄)ノ゛ドモモモ・・
いえいえ…。
年齢関係なし。
しなやかで軽やかで…
可愛らしくて、でも、一本、ピシッと筋が通っている。
笹本先生、これまでにも新聞、雑誌などに載ることもあったのですが年齢についてはベールの中。いつかの「クロワッサン」では、映画監督の新藤兼人、料理評論家の岸朝子と3人で対談なされた時、年齢を公開するお二人とは違い、
「私は、新藤さんよりは下、岸さんよりは上」
という言い方をされていました。年齢を伏せる理由については、
「年齢を言うと、そういう目で見られてしまうから」
私にさえ、年齢のこととなると曖昧にぼかされてたんですね。「女性に年齢」は禁句…を通されてるのが、女性のダンディズム、お洒落に感じていました。
それを…そろそろいいか、と解禁されたのですね。
確かに、朝日新聞の「96歳現役写真家」、毎日3食を作り毎夜赤ワインを飲む、というのは中高年読者に活力を与えたようです。(ブログで「カッコいい」という男性のコメントあり)
「ホンモノを確かめに来たのよ」
( ̄ω ̄)(ーωー)( ̄ω ̄)(ーω−)
はい、写真の通り、100万ドルの笑顔の持ち主…です。
笹本先生、お子さんはおられず、恵比寿のマンションに一人暮らし。そして…
写真展が終わり、息つく間もなく、来週、ニューヨークへ旅立たれます…!
"(*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆"
同行取材…したいところがムリなので、滞在記については帰国後、速報でお伝えします。
\(●⌒∇⌒●)/ニャリーン