科学とキリスト教

先日、何気なくめくった新聞にこのような広告が…。

『死後世界地図』
死後の世界をすみずみまで歩いて描いた史上初の霊界版「世界地図」
死後の世界にも仕事があるし、住む家もある。学校もあるし、DVDシアターまである。ただ、決定的に違うのは「心の中身」によって全てのことができあがっていることである。

少し前なら、
どういう奴が読むねん、アホ臭…( ̄_っ ̄)フーン
…てなもんでしたが。ついつい見入ってしまいました。

出版社はコスモトゥーワン。超訳小説で読む「神曲」『ダンテの死後世界日記』(地獄篇・煉獄篇・天国篇)というのも並べてありました。超訳小説」…。ダンテ「神曲」は長大な詩ですからね。ふ〜む。この「死後世界地図」全3巻まであって「シリーズ25万部」だそうです。

さて…。
天国・地獄はあるのでしょうか。聖書に出会う前なら
あるわけないやろ〜ヽ(^∀^*)ノあーい♪でしたが…。
毎週、礼拝とバイブルスタディに通い、牧師夫人瑛子さんから、とくとくとキリスト教の教えを学ぶうちに…否定出来なくなりました。元々、否定する根拠もなかったわけで。

「人間て霊的な存在なのよ」

流行のスピリチュアル?いえいえ…。
確かに、人は肉体をもってるけれど、それ以上に、精神的なもの、心、魂…が支配する部分は大きい。そこがまた、他の動物と決定的に違うところです。嫉妬、羨望、後悔、不満、絶望、恨み、虚しさ…。実にドロドロしてて面倒くさい。喜びや満足はあっても、それだけでは満たされない。例えば、願いがかなっても、物足りなかったり、こんなはずじゃなかった…り。手に入るとどうでもよくなったり…。ややこしい。心って、自分でも読めません。振り回されて、神経科に通うことも。
キリスト教では進化論を否定します。万物は神が造ったもの(天地創造)。

「サルからヒトに進化したなら、サルなんていなくなってるよね」

と瑛子さん。なるほど…。また、

「人がもってる霊的なもの。これは他の動物と明確に違う。進化論じゃ語れない」

確かに、心って…進化論で説明つかないと思います。自殺って多分、人間しかやりませんよね?
「科学者にはクリスチャンが多い」というのを聞いてちょっと調べてみたら、「科学者とキリスト教という本を見つけました。
http://www8.plala.or.jp/grasia/dokushyo/GARIREO.htm

これによると、
「近代科学を生み出し、また発展させてきた西洋世界において、科学とキリスト教とは密接な関係を持っている。それは、ときに衝突とか対立とか呼ばれるできごとを起こしもしたが、両者の間には、そのようなことよりももっと遥かに深い関係がある。」
らしいのです。あのニュートンパスカル…が晩年はキリストに帰依したとのこと。

「宇宙や自然を研究して、その根底にある深遠な原理、みごとな秩序を見出すことは、そのまま神の創造の御業の素晴らしさを見出して、それを人々に知らさせ、こうして神に栄光を帰することになるのだという気持ちが、近代科学を作り出した人々のなかに多かれ少なかれ働いたのは、否定できないことなのである。」

宇宙や自然の神秘は科学では語り尽せないのですね。かのガリレオも、

ガリレイは、宇宙を『聖書』とのアナロジーで、いわば第二の聖書のように考えていたのである。『聖書』が神の言葉であるように、この宇宙は、神の創造の業を現しているものであって、そこにわれわれの神の知恵を読み取ることができ、またそれを読み取って人々に神の偉大さを示すことができる。」

科学とキリスト教…。深淵かつ魅力的なテーマですね。

でも、
「死んでも終わらない」=「地獄か天国に行く」は、救いのようでもあり、救いがないようでもあり…。
複雑です。

( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・