「がん」という冒険(13)
昨夜更新したばかりなので、明日でもいいか…と思ったが、
今日、3回目の抗がん剤治療を終えてほやほやなので、
湯気が立ちそうなほやほやな気持ちをお伝えしようと思う。
8:30に病院の再診受付→血液検査→超音波検査→婦人外科診察→
抗がん剤治療(点滴)。
病院を出たのが12:30で、薬局→昼食→図書館→買い物→カーブス
16:30の帰宅。
感心するのは、病院でのさまざまな検査や診察などに「待ち時間」がほとんどない。
予約があっても、これだけの大病院で待ち時間がないというのは珍しいのではないだろうか?また、ドクターに検査などを行う医療従事者が、どの人も患者への配慮が行き届き気持ちがいい。
何度もいうが、病院は徒歩15分で信頼のおける大病院である。その上、「抗がん剤治療」といっても、痛いとか不快とかいうのではない。よって、
「抗がん剤治療」といってもストレスがない。
しかし、そのわりには、その日が近づくと緊張する。
「おはようございます」
婦人外科部長のよしみドクターは、いつもこう挨拶される。
私も返す。
「あ、クリスマスカードありがとうございました」
「今年もよろしくお願いいたします」
「よろしくお願いします」
カードには、がんになったリスクは今のところ感じていないこと、新しい冒険に出たような興奮と緊張が続き、 患者に寄り添ってくださる先生との出会いに感謝している…ことなどを書いた。
よしみドクターは長い髪を後ろに束ねている。娘達もそうだが、
ああ……長く豊かな髪がまぶしい( ;∀;)"(-""-)"(/_;)
私はこの日、ドクターの前にウィッグではなくキャップをかぶって向き合った。(トイレでウィッグからキャップに替えた)血液と超音波検査の結果を聞き終えてから、私は言った。
「あの、検査から1か月で髪は全部抜ける、と先生は言われたんですが、まだ少し残っていて、これが残るのか、これから抜けるのか…わからなくて」
そうしてキャップを取り、ハゲちょろけの頭を見せた。襟足は結構残っているため、キャップをかぶるとカバーできるが、取ると何とも情けない*1
抜けないでこのままなら、夫に坊主頭に剃ってもらおうかと思ったのである。私の頭を眺めながら、
「結構残ってますね」
ドクターによると、毛根がなくなるので残っている毛もやがて抜ける。そして、新しく生えてこないため、つるつるになるようである。
時間の問題で1本残らず抜けるなら、自然に任せようか…?
カーブスで「体調は?」とコーチに聞かれ、思わず「バッチリです!」と答えた。こういう言い方をしたのは初である。内心、ガッツポーズである(^^)/
*1:+_+