「がん」という冒険(8)

24日、今年最後の祈り会に出かける。

「祈り会」とは、イエス様を信じる者たちが、ともに祈る集まりである。

一応メンバーらしきものはあるが、出席も取らないし参加は自由。

だから集まる人数も日によって違う。

この日、集まったのは5人。

前にも書いたが、私のがん(抗がん剤治療)は秘密にしている。

ウィッグをつけて「イメチェン」と称し、それで通った。

黒いクセ毛を茶色のストレートにしたので、印象はガラリと変わるらしい。

と、この日、前回来なかった、私の「イメチェン」初見の姉妹(女性信者)が、

「え~!!!別人だね」

といたく驚く。実はこの▼姉妹、はっきりモノを言いすぎて物議をかもすことがあるだが、(わかりやすく言うと口が悪い)

「マスクとってみて」

などと言われる。そうしてしみじみと眺めて、

「いいよ、凄くいい!(^_-)-☆」

はっきりモノ言う姉妹だけに、嬉しい。

そうして、

「幸せそう!!!」

「……………(#^.^#)…………」

なんとまぁ、あまりのことに、イエス様からのクリスマスプレゼントかと思う。

そうして、確かに満たされているのである。

そして、「祈りの課題」というのを出し合うなかで、例のごとく、

がん

がテーマに上がる。色んな人ががんなのだ。

さっきの▼姉妹も最近、ずっと祈ってきた親しい姉妹をがんで亡くした。そうして、

「3人に1人ががんになる、っていうんだから」

そこで私が、

「でも、それは高齢化社会だからで、高齢者の割合が高く、まだ現役世代にはそれほどではないらしいですよ」

最近、仕込んだネタを言う。

「そういえば、(亡くなった)★さんも70前だわ」

▼姉妹はまだ高齢者(65歳以上)ではないが、

「がんになってても気づいてないだけかも」

「自覚症状ありませんからね」

と私。おいおい…。

「なんかさぁ、がんの細胞って誰でももってるんだよね?」

「そうそう、だから老化現象なんですよ。近藤誠は、『昔はがんも「老死」にされてた』って」

「そうだよね~!」

興奮する▼姉妹の声が高くなる。

…ここで私が、

「実は私、今……」

と告白したらどうなるのだろう?

「実はこれはカツラで……」

なんて…こそっ、と思う。

「幸せそう~(^_-)-☆」などと言われたが。

ちゃぶ台ひっくり返る???

今のところ、毛髪が抜ける以外の副作用はなく、この調子なら、当分は祈り会にも参加できそうである。

まだ内緒がいいらしい。

いつカミングアウトするか???

手術前……?手術後……?完治してから………?

想像するとワクワクする。

 

そうそう、大事なことを忘れていた。

今日12月25日はクリスマス。

さて、クリスマスとは何の日でしょう?

答えは…

クリスマスはイエス・キリストの誕生日だと思っていませんか?(tenki.jpサプリ 2018年12月18日) - 日本気象協会 tenki.jp