新幹線に飛び乗る

2019年12月31日、目が覚めると6時15分

5時に目覚ましかけておいたはずのなのに…。

なんでや…とパニクってる時間はない。

7:02発の新幹線に乗らねばならない。

娘達、起こして…。

無理やろ!

しかし、ここから新横浜駅まで走れば10分ほどだから、取るものもとりあえず飛び出せば、間に合うかもしれない。

迷っている時間はなかった。

やるしかなかった。

間に合わなければ自由席、京都まで2時間、なんとなればトランクの上に座るしかない。

幸い娘達も私も荷物は大方容易してあった。

また幸い、寝起きの悪い娘達がすんなり起きた。

朝食抜きなら30分あればなんとかなる。

ここで、新幹線のチケットがない!

というようなトラブルはなく、私は顔は洗ったが化粧はせず。

荷物の最終チェックをして娘達と部屋を出た。

小走りに駅に向かい、ホームで駅弁買う余裕はなく、

ホームに滑り込んできた「のぞみ」に乗車する。

滑り込みセーフ…。

よくもまぁ、6時15分という絶妙の時間に目覚めたものだと思う。

そして、帰りである。

1月2日、大阪の老人ホームに入居している伯母を見舞い、新大阪から自由席に乗る予定でいた。

娘達は先に帰し、私一人である。

実家を出たのは4時半でホームの最寄り駅には6時前に着いた。

そこからタクシーに乗るのだが、

タクシーが来ない。

行列ができているのに

タクシーが来ない。

結局、タクシーでホームに着いたのは7時。

ホームは24時間営業なので問題はなかったが、

帰りの新幹線、最終は21:23。

まぁ、8時にホームからタクシーを呼べば余裕だろうと思っていた。

が…。

8時にホームからタクシーを呼んでもらったが、

話し中。

ようやく電話が繋がってホームにタクシーが来たのが、

8時半。

スマホで検索すると、これから電車を乗り継いで、新大阪に着くのは21:05。

な、なんと…上り新幹線の最終、「のぞみ64」に乗れるか乗れないかの瀬戸際に立ってしまった。

それ以降の「こだま696」は名古屋停まりである。

ここはもう、腹をくくる。

最終「のぞみ」に乗り損ねた場合、

伯母のいる24時間営業のホームに戻って泊めてもらうことはできるだろう。

が、さすがにそれは恥ずかしい。

新大阪ならビジネスホテルもあるだろう。

ファミレスで夜明かし…?

錯綜する。

で、21:05に新大阪に到着し、新幹線の券売機で自由席券を買おうとしたが買えず…。

新大阪駅までの切符が、自販機では戻ってくる)

駅員に聞くと「窓口に並んでください」と言われる。

窓口には結構な人が並んでいて、

どうすんねん。

でも、並んでるしかない。

並ぶしかない。

運を天に任せるしかないのである。

で…自由席券をゲットして「のぞみ64」が発車する26番線へ……。

そこに立った時には感銘に近いものがあり、駅弁を買うのに、

1380円の幕の内を買った。

「のぞみ64」の自由席に座って、感謝して弁当を食べた。