AV監督にしくん(1)

夜の歌舞伎町を子供用自転車で乗り回す。
時に小学生と間違われる「にしくん」
24歳。
身長109センチで体重20キログラム。
そのお仕事は、
アダルトビデオの監督で月に一本、作品を撮っているという。
出演もし、セクシーでありながら、ユーモアと愛情あふれる作品に仕上げているとか。
2017年の年収は1000万を越え、最近、新宿にある高級マンション(家賃17万円)に引っ越したらしい。
学生時代は優等生で、アインシュタインが好きで物理学者になろうと東大に入るつもりだった。
それまで一人でコンビニにも入らないような生活だったのが、初めて参加したイベントで女性から「可愛い!」と抱きしめられ、それまでの価値観が逆転する。
「自分は気持ち悪いから頭で頑張ろうと思ってたのに、『可愛い』って感じる人がいるんだ」マイナスとマイナスを掛け合わせるとプラスになる。ゼロじゃない限り、色んなものを掛け合わせれば武器になるんじゃないか。

という思いから、人生観を変える。
大学進学を諦め、一人暮らしを始めるのである。
性の仕事についても、
性がなければ人は生まれて来ない。障碍者も理由があって生まれて来るのだと思う。ならば性と仕事を繋ぐ賃金はあるし、その後、生きて行く必要もある。ならば、性と金というのは、生きて行く上で絶対必要だと思って、両方満たしてやろう。
将来、飲食店を経営したいという夢があり、接客業を学ぶため身体が空くとホストクラブの下働きをしているらしい。
「バリバラ」に出演していて、衝撃を受ける。
パワフルにポジティブに颯爽と生きるにしくんだが、5分歩くだけで疲れるという。YOUTUBEhttps://www.youtube.com/watch?v=cQxhz5teMho
いつどうなるかわからない、という危機感がパワーの源泉なのかもしれない。
ちょっと調べてみた。次回に。