皆さま、こんばんわ〜
只今、PM10:49。赤ワインにチョコレートかっ食らいながら、今夜も飛ばします!

お待たせの「個人教授(2)」は…
私がパソコン指導する80歳の先生が、何故「ピーター」なのかと言うことから始めます。
この先生、脚本家であり、映画批評に翻訳、小説…と幅広い活躍をなさる才人というのは前回、ご紹介しました。
で…。
ここに一冊のフランス書院から出た本があります。タイトルは…

『女教師の目覚め』

そして、
翻訳に先生の名前、作者はリチャード・ピータース


実は、この本、もう随分前に先生の書庫を整理すると言うので伺い、その時いただいたモノなんですね。
一応、読んだもののもう、すっかり記憶にない。手元にも(実は)ない。
ま、フランス書院ですし、『女教師の目覚め』ですから、内容は…
親の言うまま、仕方なく教師になったヒロインが、生徒との触れ合いの中で真実の教育に目覚め、一人前の女教師になるまでのビルドゥィングスストーリー…(^ー^)ノ


…なわけないやろ(`□´) コラッ!


今でも鮮明に記憶しているのが、

「官能小説の翻訳なんて、大変じゃないですか?」
みたいなことを後日、先生に質問したのではなかったか、と思います。すると…

「大変じゃありません!」
「はぁ…C= (-。- ) フゥー」
「リチャード・ピータースは僕ですから」
「(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)」
「あれしきの内容で、どうして外国人に書かせなきゃならないんですか。お金のムダでしょう!」
「じゃ…先生の一人二役…」
「そうです」
「( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・」


巻末に「訳者あとがき」があり、そこには、「〜リチャード・ピータース氏の描写力の確かさには敬服した…云々」みたいなことが書かれていました。


出版社も色々、手を考えるもんやな…


と、感心したのを覚えています。
確かに、


紳士は金髪がお好き


だし、フランス書院」と言うからには、あちらの作家が書いていたって違和感はない「桃子」や「朱美」「雪乃」…より、「ローザ」「マリアンヌ」「エミー」…ヒロインの名前がカタカナなだけで単純な殿方は興奮の度合いが違うのかもしれません。ペキンダックさんもよく言うけど


男って単純。


だそうですから。
今、調べてみたら…

フランス書院の海外ポルノ翻訳に…

ありました!


『女教師の目覚め』リチャード・ピータース(1979)


これ…いいんですか?違法にならないんですか…?
この、「海外ポルノ翻訳」…づらづらづら…と数え切れないくらい列挙されてますが…


カート・オールドリッチもノーマ・イーガンもH・C・ホークスも…


実のところは、覆面日本人作家…???


で…他にもありました


「女新入社員」リチャード・ピータース…(1981)


ちなみに、『女教師の目覚め』は1985年に文庫になってます。


( ̄ω ̄)(ーωー)( ̄ω ̄)(ーω−)


別に、ポルノ小説を軽蔑する気はさらさらございません!
脚本家と言っても、特に映画なんかは依頼があって脚本書いても流れることが多い大御所でもギャラ交渉に苦労するのが現実です。裏稼業で官能小説(別のペンネームで)書いてる人は多いようです。(私も紹介されたことあったな。書けないから断ったけど)
それに、映画もそうですが、A級もB級、C級…偏見も気取りもなく仕事をなさるところが先生の魅力だと私は思っています。
後に紹介しようかと思いますが、先生は日活ロマンポルノを書きに書きまくった方です(* ^ー゚)ノ
日活ロマンポルノは、その後、映画界を背負って立つ多くの映画監督、脚本家を輩出しました


そんなわけで…ピーター先生なわけですね。
硬派な独身を通された先生は、年を感じさせない。今もどこやら少年の風情をお持ちです。
で、パソコンの前に座った先生を私は腕組みしながら、キッ、と見下ろします


「じゃ、やってごらん。ピーター


私が「添付送信」の手順をわかり易く書いた手帳を開くわけです。

先生、苦笑しながら嬉しそう。いつもは、


「だからあなたはダメなんです!」
「こんなことも知らないんですか?」
…と言われ、
「彡(-ω-;)彡ヒューヒュー」


となる私が、立場逆転

膝を揃え、不器用な指使いでパソコン叩く様子が、いかにも可愛い


「ダブルクリック?」


なんて聞くし〜

もう、私が指導する以前からですから、100回くらいやってるかもしれません、「添付送信」
でも、私の「方向音痴」(「私と杉本彩」2月24日)と同じで、その度にリセットして、未だに「受信トレイ」「アドレス」「添付」…の場所をウロウロウロ…
手帳見ながらは良いけど、画面見てるうちに、何処までやったか忘れてる


「昔はこんなじゃなかったのに(-_-;」


とお嘆きになる。でも…その姿は…


ある種、自分を見ているようで…


パソコン担当から、ヘレン・ケラーに例えられた私です。


きっと、彼の目には


先生も私も50歩100歩…


なのでしょう。だから私は、寛大な気持ちで先生に接することが出来る。私は優しく言います


「これしき(A4用紙2〜3枚)ならファクスされた方がいいんじゃないですか?」


握り拳を作り、首を左右に振る先生…


頑張ってください!!!


YAH♪☆0(^^0)*^^*(0^^)0☆♪YAH