関西人。

三輪先生

あの〜ついこの間、「ブログの内容が『天使の自立』ネタとご無沙汰してる」と言いながら、その舌の根も乾かないうちに、また元に戻りましたね。80歳の爺さんの話はいいから、ちゃんと『天使の自立』ネタやってください!

                都内M男


三輪レイコさま

埼玉在住の35歳OLです。職場の男性から『天使の自立〜セレブ妻の冒険』を紹介され、一読してファンになりました即フラッシュモバイルを契約しましたが、他の記事も官能小説も一切、読まず、ただ、『天使の自立』だけを毎週楽しみにしています婚期を逸し、恋人もおらず、かと言って仕事にやり甲斐を感じているわけでもない。そんな私にとって、今、『天使の自立〜セレブ妻の冒険』は何モノにも代え難い楽しみなのです。もう少し、ブログの内容を小説に即したモノにしていただきたいです。

              百合子応援団
オンドレ〜!!!
しょうむない独り言はええから、はよ、『天使の自立ネタ』やらんかい〜(*`ε´*)ノ_彡☆バンバン!!                   
  矢沢寅吉


というようなメールが多数届いて…


いないのですが。


金曜ということもあり、今日は『天使の自立』ネタやります。「個人教授(2)は次回必ず。スミマセン<(_ _*)>
さてさて、明日、13日更新の『天使の自立〜セレブ妻の冒険』は

「関西コンプレックス」です。


生まれも育ちも東京。東京しか知らない百合子が結婚して関西で生活するようになり、その東京との違いに悩むわけですね。
今は、関西芸人がどんどん東京に進出してきて関西弁も身近になりましたが、当時は「関西弁」「関西人」に壁のようなもの…があったかもしれません。
百合子がどんなふうに悩むかと言えば…

・関西に暮らすからには関西弁しゃべれ!(身内の声)
・スーパーでタイムサービスしてるオッちゃんに標準語で話しかけて無視される。
・見も知らぬオバちゃんに「ネェちゃん、ネェちゃん」と馴れ馴れしく、しかも命令口調で話しかけられる。
・テレビつければ関西弁。アナウンサーでさえ、ムリして標準語話してる…


等々…。
実は…お気づきの読者もいるかもしれませんが


私も関西人


大阪生まれの奈良育ちで、大学進学のために上京しました。
私はあまり、関西と関東の違いって感じないのですが。ただ鈍感なのかな…f(^ー^;
関西人と関東人の違い…。たまにテレビで特集されるの見たことありますが…。

・関西人はせっかち。信号赤でも車の行き来がなければ横断歩道を待たずに渡る。
動く歩道…。関東では乗ったまま動かない人も多いけど、関西人はみんな歩いてる
・ホームで電車待ちするのに、関東人は縦に並ぶのに関西人は横に広がる。
エスカレーター乗る時に、関東では、じっと乗ってる人は左側、ずんずん上がる人は右側。関西は逆

とかね。

『天使の自立〜セレブ妻の冒険』 第25話「カメレオン基樹」では、百合子と基樹が2人で新居の家具と家電を買いに行くエピソードがあります。

バッグの中には帯封された300万円。さすがの百合子もこんな大金を持ち歩くのは初めてだった。新居での家具と電化製品を買うために父が持たせてくれたのだ。朝の9時過ぎに京都駅で基樹と待ち合わせ、SAAB(愛称ブサオ)に乗り込む。
「最初は家具買いに、枚方(ひらかた)家具団地に行くぞ」
枚方家具団地?何それ?」
「家具屋が沢山集まってるとこだよ」
「…ダサい家具しか置いてないんじゃない?私調べたら、大阪の南港に西日本最大級のIDC大塚家具ショールームがあったの。海外ブランドの家具も沢山あるみたいよ^v^」


基樹→枚方家具団地
百合子→IDC大塚家具

結局、基樹に従って枚方家具団地に付いて行く百合子ですが。…IDC大塚家具にすれば良かった…と後悔します。ここで百合子は、前々から憧れていた高級家具「カリモク」のド・マーニシリーズの飾り棚と食器棚を買ってしまうわけです。両方で250万…!!( ; ロ)゚ ゚次に、家電製品を買いに日本橋へ。


次は大阪の日本橋電気街、今は無きニノミヤ電気。基樹は店内で威勢よく声を出している若い店員に目をつけた。
「僕ら今度結婚するねん。新婚生活に必要な電化製品まとめて買うから勉強してぇな」
いきなりの関西弁で値切る基樹に百合子は慌てる。まるで関西の貧乏くさいオッチャンみたいだ( 。-ω-)
買い物を終えると、
「数字キレイに掃除してや〜」
店員から勝手に電卓を取り上げ、いきなり万の位から切り捨てた( ̄0 ̄;)


今、これを読み返してみて、非常に似た光景がよみがえります
場所は、


新宿三越


家具を買うのに


「私ら、奈良から来ましてん。勉強してくれへん?」



と値切ったのは



私の父



随分前になりますが、私の引越しに際し両親がこちらに来て、父が家具を選んでくれたのです。父は大阪で小さいながら会社をやってそこそこの羽振り。四人兄弟の一人娘の恩恵で、父はめっぽう私に甘いのです。家具を選んだのも「嫁入り」に持たせる気持ちがあったのでしょう。でも…


日本橋電気街ではなく、ここは新宿三越

値切る客なんか…


いないよね。普通…


戸惑う店員に、


「責任者、呼んで(^ー^)ノ」


登場した責任者と父は何やらゴソゴソ…。入社○十年の責任者も、初めての経験かも( ̄▽ ̄;)
父の前で電卓叩いてましたわ。


で…話がついたようで、責任者は伝票もって奥へ。父は私と母のところへ戻って何をしたかと言うと…


紙で値引き額に間違いないか検算していました


娘として明言しておきますが、父は決してケチでセコイ親父ではありません。ムリして三越来たわけでも、見栄(を多少は張ったかもしれないけど)で買い物したわけではない。大阪の心斎橋大丸は父の行き着けですが、ここでも必ず「値切る」。ダメで元々、「値切らな損」の商売人気質なのですね。でもさすがに…「検算」してたのには、「タダ者ではない!!」と父を見直したものです。

その後も…

連休に父が上京して来て、有楽町マリオンで買い物したことがあります。ウィンドウショッピングしていて、あるイタリアブランドのショップへ…


「その格好、ええなぁ」


販売員のブラウスとパンツスタイルを見て褒めるわけです。長年、心斎橋で仕事してますから目は肥えてるんですね。
販売員は30過ぎたくらい。特に美人でもなかったけど、

「ベッピンでスタイルええし。旦那さん、幸せやねぇ…(* ^ー゚)ノ」
「いえ、まだ独身なんです」
「そうかいな。彼氏いっぱいおって、誰にしよか、言うとこやね」
「彡(-ω-;)彡ヒューヒュー」


で、私は販売員とそっくり同じ格好になって更衣室から出て来たら…


「あんたあかんわ。こっち(=販売員)の方がよう似合(お)うてる…さすがや」


で、結局、「規定では値引きはしないんですが…」と言いながら、販売員に値引きさせた上、小物をつけてもらいました


「お父さん、大した腕やなぁ」
店を出て言ったら、
「そんなもん、年季が違いますわな〜。あんなもん、滅多に売れへんしな。原価はしれてるで」


いやはや…。オモロイ父ですわ。


三越で買ってもらった家具は、今も大事に使っています。

"+;・ο。.・;+:+.。ο・;+*:゜・☆ヾ(・ェ・。`U 了└|力""├♪"