女が裸になるということ。(2)

前回の続き、「女が裸になるということ」です。

Aが出た映画の内容について、今日は触れます

ストーリーは忘れました。一般の映画館でナイト上映されたもののようです。取り立てて酷くはないけど褒められたものではない、という程度。名の知れた俳優がちょこっとアクセントに出てましたね。

(当時の日記によると)映画の中で私が一番、嫌だなと思ったのは、準主役のAが、あれだけ脱いで大胆な濡れ場を演じさせられてる(本人が好んでやるはずがない)のに、主役の、それも契約愛人役の女優が不自然なくらい脱がず


クライマックスで黒いブラジャー見せただけ


というお粗末さ。いざ、これからか…と思ったら、


次のシーンでは翌朝の車の中…

( ̄ω ̄)(ーωー)( ̄ω ̄)(ーω−)


私、物凄く腹が立ちました


クソッ、Yの裸見たかったのに〜

(*`ε´*)ノ_彡☆バンバン!!


じゃなくて…


…こんなのアリ???


Yは結構売れた時期もあったけど、当時はほとんど見かけなくなっていました。それでも、こういうマイナー映画だとネームバリューが効くのでしょう。
 

脱がない条件で仕事を受け、彼女が脱がない分、新人のAが脱いだ…


と解釈しました。監督だろうと、色んな制約、特に若手なら思うように映画は撮れないかもしれない

でも、


監督だったら、脱がない女優脱がせろよ!!!


Yが脱がないのは不自然過ぎるし、観客をバカにしている。脱がないばかりか、Yはマネキンみたいでまるで魅力がなかった。それとは逆に、Aはよくやった、と思いました。新人らしい初々しさといじらしさ、が伝わって来ました。(欲目かな?)

大勢のスタッフの中で、何度も何度もベッドシーンを撮り直しされ、たった数分のシーンに何時間費やされたかわからないでしょう。


おそらくスタッフのほとんどは男性


どんな現場だったかは想像もつかないけれど、


Aの熱演は、「あだ花」に散った


という感が拭えません。
この仕事を通してAに自信や女優根性がついたとすれば、もっと簡単にDVDを渡してくれたのではないか…と、思えてならないのです。


川島なお美


ヘアヌード写真集「WOMAN」をティッシュと一緒に配った


とか聞いたことがあります。(川島なお美の父親は裁判官でしたよね)


凄い…( ̄▽ ̄;)



ちなみに、Aは芸能人として十分可愛いし、チャーミングです。個人的なことは知らないけれど、頭も悪くない。
そして、


Aは、この映画に勝負を賭けた。(川島なお美も写真集に賭けたんですね)


やはり、まだ無名の女優にとって


映画に出る、「主演」する意味は大きい


誰が見るか、誰の目に止まるか…


それは計り知れないことです。少なくとも、「テレビ出演」よりインパクトは大きいのではないでしょうか。


「本格的」女優として飛び立ちたい。頭の良い子だったので、女優業に「見切り」をつける意味もあったのかもしれません。


私の舞台に出ることになったのは、その映画主演の翌年でした。


Aの女優を目指す覚悟は半端ではない


と悟った私は、Aの気持ちに応えたい、と思いました。そして、Aばかりではなく…


それぞれに顔には出さない苦労や挫折を経験しているであろう役者達…


その気持ちを忘れてはいけない、と思いました。


Aは私の舞台に立ち、しばらく後、引退して結婚しました。


・:*:・゚☆d(≧∀≦)b゚+.゚イイ