決戦は金曜日。

金曜日です
…と言いながら、既に午後10時半。ブログ書き終わる頃には日付変わっていそうです。こんなはずでは…(-_-;昼間から取り掛かっていたのに…( ̄O ̄;
書きかけの原稿が2度、闇の向こうへ葬られてしまいました
深く原因を追求しても疲れるだけ。

「パソコンは女で私の美しさに嫉妬してるのよ」

と思うことにしています。
というわけで、3度目の挑戦…ですが、かなりくたびれてます。しょうがないから、景気づけにカップワインじゃ!f(^ー^;
ブログスタートして3週目、3度目の金曜日
今のところ、金曜はアクセス数がダントツで、先週の金曜から土曜の朝にかけて300アクセスを超えました。朝から伸び方が違う。やはり金曜は開放感があるのでしょうか。

ストレス社会で頑張ってる皆さま、ご苦労さまです(^o^)/ ハーイ

で、今日のアクセスですが、前日が休日だったせいか、いつもと伸び方が違う。これも面白いですね。ちなみに、土曜は大して伸びず、日・月はさっぱり…C= (-。- ) フゥー
というのが、今のところの傾向です。

さてさて…。
『天使の自立〜セレブ妻の冒険』がスタートして間もなく、こんなことを心配してくれた人がいます。
「すごく面白いけど、このテンション維持していけるの?」
「大丈夫みたい。なんか…ネタの宝庫みたい」
と答えた私でした。
取材先であるペキンダック千都子さん。彼女が語るストーリー、エピソード、そして個性溢れる登場人物…。それはもう、出るわ出るわ…尽きせぬ泉の如く…なのでした。
今日は、その登場人物、中でも他の追随(ついずい)を許さない、強烈なキャラクターを御紹介します。主人公、百合子が「一生の人」と選んだ基樹、彼の母親で、やがて義母になる茜です。

茜が最初に登場するのは第6話「東京の女」書き出しはこうです。

『顔面パレット』――それが基樹の母、茜の第一印象だった。瞼(まぶた)はマリンブルー、頬はオレンジ、唇はショッキングピンク…肌は…卵色?年の割にはシワもなく、全体がテカテカと光っている。薄紫のメガネをかけていた。百合子は目がチカチカしそうだった。

「顔面パレット」って、ペキンダックさんがそう名付けました。すごいインパクト!コピーのセンスありますよね?目に浮かぶようです。話を聞きながら「野村沙知代みたい…」と私が言うと、「そうそう。そういう感じ(; ̄ー ̄A」

野村沙知代…今は何処でどうしてるのか知らないけど…。「中林茜」は「野村沙知代」に勝るとも劣らない聞けば聞くほど…邪悪で強烈なキャラクターです。

基樹の実家は京都。傾きかけてる…否、既に傾いてる(看板が当時、本当に傾いていた( ̄▽ ̄;))呉服屋の次男。長男に比べ、出来の良い基樹を茜は、それはそれは可愛がっています。かなり無理して慶応に入学させました。そして東京に来た折、基樹に会い、基樹の口から付き合ってる相手がいると聞いて「会いたい」と言うのです。百合子は呼び出され、麻布のウドン屋で茜を紹介されます。

「なんか食欲あらへんわ」
茜は品書きを見ながら困ったように言った。
「基樹は何にする?」
と基樹にふる。「基樹」と呼ぶ声が鼻にかかり、上目使いの目で基樹を見た。ナニコレ…?百合子の前でメニューの相談する二人は…パトロン女とツバメみたいだ。それより…。息子の「彼女」として百合子と会いながら、茜は基樹の横に座っていた。店に入り、基樹の隣に座ろうとした百合子は茜に肩を叩かれた。はっ、とした。何かと思った。
「ちょっとどいてくれはる?」
百合子は手洗いにでも行くのかと思い、
「どうぞ」
と譲った。
「どうもぉ」
そして、茜の大きな尻がデンと基樹の横を陣取った。

茜が茜なら、基樹も基樹なんですね。空気読めない場をわきまえない人の気持ちを思いやれない…。そんな母親を恥ずかしいとも思わない。「男はみんなマザコンと言うけれど…基樹を見てると、茜と対等、共犯みたいに思えてきます。
第6話の最後は、茜の決め台詞で終わります。
「東京の女と遊ぶのもええかもしれんなぁ」
でも、こんなのは、序の口でした。これから想像を絶する茜の嫌がらせがこれでもか、これでもか…と展開します。二言目には「これやから『東京の女』は…」と百合子をこき下ろす。「1200年の歴史がある私ら京の女には、自然と優雅さが身についてるもんなんや」と優雅さのかけらもない顔でのたまいます。耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ…そんな百合子って、もしかしたらM(マゾ)?…と思うほど。茜のえげつなさ、それはもう「想像力豊か」と自認する私の想像力など、到底及びもつきません

「こんな姑だと、結婚して大変だと思わなかったの?
ペキンダックさんに聞きました。
「でも…どうしても基樹と結婚したかったから」
恋の病…世間知らず、うら若かったこともあるのでしょう。反対されればされるほど、燃え上がったのかもしれません。百合子は、健気なくらい、茜に気に入られようと努力します。愛する基樹の母親ですから、奉(たてまつ)らねば…と思ったのです。

こんな茜は、作者からすると非常に有り難い。ストーリーをどんどん引っ張って盛り上げてくれます。え〜、そんな、まさか…と、私自身が物語世界にはまり込んでしまうのです。

「お母さんは京都の女の人と結婚してほしかった」――茜は言い続け、基樹と百合子との結婚を、信じられないような手で妨害します。
そして…結婚してからも…百合子は嫁として想像を絶する地獄を見るのでした。

(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ

皆さま、素敵な週末を…(=^0^=)/ ドモニャン♪