入試(8)

そもそも、3月入試で娘αが◎大を受験したのは、

合格した滑り止め大学は遠いし気が向かない。

行きたい◇大は追加合格でダメかもしれない。

そんな安易な動機だった。

3月入試は募集定員も少なく、2月入試が終わってからのモチベーションの維持(2月試験は17日が最後だった)もあり、よほど気合を入れてかからなければ難しい…と家庭教師からは聞いていた。また、

◇大の「追加合格」発表の翌日で◎大の出願締め切りも迫っていた。

というわけで、もはや、反射のように夫と◎大受験を決めてしまった。

私が気づいた時には35000円の受験料をカード払いしていたのである。

35000円でも十分もったいないが、仮に合格すれば、

20万~の入学金を払うことになるかもしれない。

\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?

ああ、怖ろしい。怖ろしくて夫には言えなかった。(間違いなく下痢をする)

そして、怖ろしい事実は芋づる式に私を襲った。(コワゴワ検索を始めた)

20万が多い入学金だが、◎大の入学金は25万。合格発表が4日で10日までに納めなければ合格は無効。

さらに、

15日までに授業料や施設費の学費を納めなければ合格は無効。

追加合格の◇大からは、いつ合格の電話がもらえるのか、もらえない可能性もある。

それは…精神的な拷問にも近い(/ω\)

それを、私は試験前に知ってしまったものだから、気が気ではなかった。(αが寝坊して試験が受けられなくてもいいと思った)

 

そうして…祈り会の最中でのαからの◎大合格の電話。

「やったよ~(^^)/」

αの喜ぶ声とはうらはらに、合格の「悪い予感」が的中したわけであるが、何だか少しずつ風向きが変わってきたのである。

祈り会の席で「合格」の報を受けたのも出来すぎているし、姉妹方からもお祝いを言われた。歴史のあるカソリックの学校だし、重要文化財に指定されている素敵なキャンパスだとか…。

また祈り会の姉妹から別れ際、

「お金のことが気になってるんなら、そのことをどうしたらいいのか教えてください、解決の道を拓(ひら)いてください、って祈るといいよ」

といわれ、なるほど、と思う。

「◎大が主がαにとって最善の、御心の学校ならば、そのように導いてください。わかるように示してください。無駄なお金もなるべく使わずにすみますように…」

電車の中で祈った。

3月、春の陽気である。(滑り止め大以外)連戦連敗だったαの受験だったが、こうして最後に「合格」できたのは、主の祝福のような気もした。そうして、仲のいい姉妹から、㊗合格の桜色のお菓子がポストに届いていた。

帰宅すれば、家庭教師から◎大はαには合っている、と電話をもらう。

そうして、最大の問題であった、

◎大に合格した場合、3月10までに入学金、15日までに学費を納入しない場合には合格無効。

である。

入学金は25万、学費は100万を超える~。それまでに◇大から合格の連絡がなければ、払うのか???

αにとっては、◎大<◇大

◇大からの電話連絡はいつ来るかも知れず、不合格の場合には来ない。出費の面からいえば、

【最悪のパターン】

入学金+学費を◎大に納入してから◇大から合格の連絡を受け取る。

この場合には、最終的に◇大入学を選んだ場合、さらに◇大の入学金と学費が加算される\(゜ロ\)(/ロ゜)/

【最善のパターン】

入学金を納入前に◇大から合格連絡を受け取る。(◎大に払うお金はZERO)

ということが、頭の中をぐるぐると渦巻いていたのであるが、

◎大から速達で届いた手続き要綱をよくみると、

入学手続きの10日までに「入学辞退届」を出しておけば、入学しなかった場合には学費は返納される。

ことがわかった。

何ということだろう。単に私の見落としなのだが、それまで重石のようだった問題が見事になくなった。

心配してくださった方々、誠に申し訳ありません。

お騒がせいたしました<m(__)m>

それでも10日が期日の25万は取り合えず飛んでいくのだろう(-_-;)