毎日が宴会(2)
「悩む者には毎日が不吉の日であるが、心に楽しみのある人には毎日が宴会である」
(箴言15-15)
この聖書のみ言葉を毎日、味わっている。
「心に楽しみのある人」というのが、何の心配もないという人ではない。色々な問題を抱えていても、主を信頼し、主にある喜びや平安を知っている人には、「毎日が宴会」なのだと思う。
例えば、3月1日の日曜、娘達と「視察兼買い出し」と銘打って駅前のスーパー巡りをした。品薄状態のカップ麺や米、生理用品……、すっからかんのトイレットペーパーやティッシュペーパーの棚。生理用ナプキンはほとんどないのに、大人用紙オムツはちゃんとあるのはなぜだろう、と話し合う。
ハンドソープなど、ある銘柄のものだけ残っていたりする。
探検気分である。
そして、フロアーの一角に桃の花が売られていて、「ひな祭り」前によって買う。
ふんわりつぼみが開きかけのを買った。
ギリギリだが滑り込みセーフ! 娘達も悪い気はしない。
銭湯はどうなってるのだろう、と覗いてみたら、営業していた。
部屋に桃の花があるのは、なかなかに風情がある。
こんな状況の中で、ふんわり開いた桃の花に癒される――恵みを感じる。
そうして、3月3日はちらし寿司とはまぐりのお吸い物、桜餅と草団子を食べ、ささやかに「ひな祭り」を祝った。
娘達が小さな頃は「ひな祭り」の歌を歌ったものだが、さすがにそれはない。照れもあり、「いただきます」だけ。
そして、3月4日。
長女は今月2日から休校で、次女は今日から休校である。
次女は電車とバスを乗り継いで登校するのだが、つい先日、バス定期代を請求されて渡したばかりだと気が付いた。
1か月のバス定期代、7350円。期限が4月4日で次女の休校予定は4月5日まで。
市バスに電話して払い戻しが出来るのを確認する。
電車はネットで駅の電話番号が検索できず。
これも勉強……と、娘達に「通学定期の払い戻し」に行かせる。
最初はどちらも腰が重かった。
面倒くさい……。
仕方がない。
「払い戻し金」の半分あげるから…と言ったら、
「半分…?」
もう、こうなったら…
ままよ~
「全部あげる」
そうなればテンションも上がり、学習意欲も増すだろう。
いきなり、娘達は顔つき変わり、テンション上がって出かけていった。
これも…宴会である。
今、夜中の1時。娘達はカップラーメンを食べながら「勉強」している(多分)。
宴会である。