乙武君の講演

はい、乙武君なんて、いかにも親しい呼び方ですが、一面識もありません。
テレビなんかで拝見して、勝手に親近感をもって君付けしてますが、実のところ、
35歳二児の父
なんですね。五体不満足」でいきなり時代の寵児になったのが、まだ早稲田在学中の22歳。
それから、スポーツキャスターになったり、結婚したり、小学校の先生になったり、父親になったり…。
社会の動静に踊らされることなく、着実に自分の「歩み」をされてるところに好感をもっていました。自分で考え、行動する。そこにブレがない。
もう随分前です。「さんまのまんま」に乙武君が出てたんですね。好感度抜群の「乙武スマイル」で明石家さんまとやり合ってるわけです。そこで、
「(中学時代)バスケットボール部だったんですよ」
ふんふん…と相槌打ちながらさんまも動揺を隠せません。そこへ、
ボール役やってたんです」
「(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン」
「…なわけないですよね」
「( ̄▽ ̄;)」
はい、乙武君の勝ち〜!
ヤァ \(⌒∇⌒(⌒∇⌒(⌒∇⌒)⌒∇⌒)⌒∇⌒)/ ヤァ
さすがに、「タダモノじゃない」と思いました。
場所は横浜市西区。講演タイトルは「みんなちがって、みんないい」。はい、金子みすずの詩で有名な一節です。
それではお待たせしました。乙武くん、どうぞ〜
YAH♪☆0(^^0)*^^*(0^^)0☆♪YAH
電動車椅子乙武君です。乙武スマイルで、
「横浜は母の実家で…」
横浜大好き。横浜で講演できて嬉しい(^○^)/
なんてリップサービスから入ります。
乙武パパ、長男3歳、次男1歳。長男はパパのお世話をやきたがり、次男はヤンチャ。明るく賑やかな家庭を連想させる話しぶりですが、3歳と1歳の男の子…それだけでも大変な騒動だと思います。
4年前に小学校教諭の免許を取り、同年、杉並区の小学校に3年間勤務。3、4年生を担任したそうです。
すごいですね。
五体不満足、車椅子でバスケットボール部入るのもすごいけれど、
小学校で担任もつなんて…。
特に3年4年て、乙武君も言ってたけど「ギャングエイジ」と言うらしく、半端でなく手強い。私も3年生の娘×2を育てておりますので、よくわかる。
この人、怖いものなんてあるのかしらん。
と本気で思ってしまいました。先の大震災で地震は怖いです」と言ってたけど、そんなこと言ったら、怖くない人、いないよね。
「僕、手足ないと思われること多いんですけど、手足あるんですよ。手は肘よりちょっと短いくらい、足も半分くらい」
なんて、車椅子から降りて見せてくれたり、
「牛乳飲むのは練習してできるようになったんですけど、どうしてもできないこと。牛乳のキャップを開けるのはできません」
勿論、乙武スマイル。実際、ほっぺと腕の間に牛乳ビン挟んで飲んで見せてくれました。
牛乳飲む練習。
ホント、好感度抜群、陰りの全くない表情の裏には、限りない努力が隠されているのですね。大学出た頃、車の免許取得したのをニュースで見たことあります。
で、牛乳のキャップは一緒に給食食べる児童が競い合うようにして開けてくれる。
YAH♪☆0(^^0)*^^*(0^^)0☆♪YAH
乙武君、絵本もいっぱい出してるし、ホント、子供が好きで色んなメッセージを伝えたいんですね。子供は正直だから、色んな質問を投げかける。想像つきますね。中でも乙武君を驚かせたのが、こんな質問。
先生の手足、秋になったらどうなるの?
シ━━(^(^(^(^(^(^ω^;lll)━━ン
どこかほころびを見つけようとしたけど、
100%好青年。
非の打ち所なし!
でした。
初の小説「だいじょうぶ3組」が映画化決定!来年クランクインで、乙武君役の五体不満足の先生は、乙武君自身がやるそうです。理由は、
四肢のない俳優がいない。
( ̄  ̄) (_ _)うんうん
講演時間は1時間ぴったり。無論、休憩なし。サービス精神全開、満足度100%。
この人、人間を超越してる。
;`;:゙;`;:゙;:゙;`;:゙;`;:゙;`ヽ(゚ε゚ゞ)ブッ!!
最後に
「障害というものをどのように思われますか?」
という質問には、こうお答えになりました。(敬語になってるやんけ)
違い、だと思います」
差別などは特に感じない。
「だって、例えばここに火星人がいたら、みんなびっくりするでしょう?」
自分を火星人に例えるとは…。それが、開き直りでもあきらめでもなく、至ってリベラルなんですね。ねじれたところが全くない。
すなわち、
「みんなちがって、みんないい」
説得力あります。
ありがとう、乙武君。
ヤァ \(⌒∇⌒(⌒∇⌒(⌒∇⌒)⌒∇⌒)⌒∇⌒)/ ヤァ