校了

1月14日、夕方5時。
都内某女性週刊誌、編集部内。
ここを眺めていると、某女性週刊誌をつくっているのは、大半が男性なのだとわかる。
編集長も男性、副編集長は女性だが、現場を仕切るデスクも男性だ。
今日は校了(校正終了)日。
で、私は自分の書いた記事の校了をチェックしに来たんですね。
「出来上がり」をどれどれ…と見に来たわけです。
「おかしいところチェックしてください」
デスクに原稿と赤ペン渡されまして。
全7ページの記事です。
おお〜ええ感じやんけ〜
・*:..。o○☆*゚Congratulations!!・*:..。o○☆*゚
扉は、一面にデカデカとカメラ手にした笹本先生の子供のような笑顔。
エクボくっきり。
『96歳の現役女性報道写真家』とあるけど、
どう見ても60代にしか見えへんで。
まるで、子供が自分の玩具、自慢してるみたいな無邪気な笑顔。
か、可愛い…
(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ
「いいよね、その写真」
とデスク。私もパソコンで送られてきた写真見ながら、感動して、涙ぐんでしまったほど。
掴みはOK!
もらいやで。
(*゚▽゚)*。_。)*゚▽゚)*。_。)ウンウン
自分の書いた文章読み直すのも、原稿用紙にして20枚、暗証出来るくらいなので、
もう、イイんだか悪い(と言っても、最早どうすることも出来ないが)んだか、わからん。
というより、
もう、見たくない。
ゴメン(-人-;)(;-人-)ゴメン
誤植やフリガナ…などをチェック。
編集の方で作成したタイトルや見出し、写真のキャプションなどに意見を言って、それをデスクが素直に聞いてくれた。
「デスク」というのは、よく耳にはするけど通称だと思っていた。
が、名刺を見れば肩書きに「デスク」とあって、役職なんだと知った。
現場主任というところだろうか。デスクのKさん、この編集部内で一番忙しい人かもしれない。
去年の10月下旬、編集長から紹介され、以来のお付き合いになるが、一緒にお茶を飲んだこともないし、打ち合わせですら、最初を覗けば「電話打ち合わせ」となり、後はパソコンでメールとデータのやり取り。
この日、Kさんは穏やかだった。他の校了が終わり、この記事の出来にも満足して余裕があったのかもしれない。Kさんと原稿チェックのやり取りしながら、何か、随分、長いお付き合いしてるような錯覚を感じた。
企画から取材、執筆まで自分でやったけど、いつも適切な指示と意見を与えてもらい、満足以上の仕事が出来た。(Kさんの名前は記事には出ないが)二人でやり遂げた仕事なんだと思うと、感慨深いものがあった。
(*^^)/。・:*:・゜★,。・:*:・゜☆アリガトー!
「上がりは11時頃になると思います」
私は7時に退座した。何かあれば電話で相談、と。
この、開放感、達成感のなさ…は、何だろう。
まるで、
我が子が巣立ち、お役御免になったような。
心の真ん中にぽっかり空いた空虚感。
( 。-ω-)-ω-)-ω-) シーン・・・
どうやって埋めればいいのかと、途方に暮れながら家路を辿りました。
発売予定は18日、火曜日です。
( ̄  ̄) (_ _)うんうん