免許更新用メガネ(3)
建ったばかりの4階建てビル(眼科)。
近くにある2階建て(美容眼科)の上がりで建ったのかは不明だが、無関係ではなかろう( ^)o(^ )
景気のよいことで結構である。
暑い盛りであったが、中は混んでいた。
最新式のフロントで初診受付。
免許更新しようとして矯正視力が0.7に届かず、メガネを作ろうとしたら眼科医の処方箋を求められ…と事情を話した。
待つ。
待ちながら、壁に貼られたスタッフの紹介(経歴)を見る。
ここの責任者(院長)は眼科医一家の父親らしい。
そうして、2人息子の紹介もあり、次男は美容クリニックの責任者のようであり、長男の方は、
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
隣の駅で開業している母親は、2階建ての美容眼科も4階建ての眼科も手伝えるわけがないから、貼り出されていない。
女医として開業する母親と美容眼科で辣腕をふるう次男、4階建て眼科医を仕切る父親と東大大学院を卒業してハーバード大学に留学中の長男……
何とも…テレビのサスペンスドラマに出てきそうな一家だと感心する。
そうして私の名が呼ばれ、眼科検査である。
眼科の処方箋がないとメガネが作れない。
と言われたほどに、どうしようもない視力である。
ビックメガネでウンザリするほど眼科検査に手間取ったが、眼科医では簡単に終わった。
そんなわけないやろ~~~
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
やっぱり、ウンザリするほど時間がかかったのである。
「見えない」「わからない」……の連続は、本当に疲れる。消耗する。
もう、どうでもいい……
という気にさせられる。
しかし、私の場合、今年の1月、健康診断の結果を見ながら、医師から
「100歳まで大丈夫」
と言われた健康体であり、ろくに風邪もひかないのだから、
視力が悪いくらい仕方ないのだ。
と思う。
近眼で乱視は父親の遺伝で、父としては、
「自分の目が悪いから、視力のええ嫁はんもろてんけどなぁ」
しかし、4人の子どもはすべて、近視で乱視を受け継いだ。
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?
眼科検査を終えて、診察室で院長と向かい合った。
近視も乱視もひどく、出来上がったメガネは、
「免許更新用メガネ」
と言われる。
「日常的に使用すると疲れる」
「(~_~;)(=_=)(p_-)」
ただ、視力はどうしようもなく悪いのだが、特に病的なものはないと言われ、感謝できた。