マスクを買う(3)

仲良くしている同じ礼拝に集う姉妹(=女性信者)がいる。

彼女は新型コロナの感染不安が広まる前から、(用心して)早々と礼拝に来なくなっていた。

しかし、スマホメールで主の恵みを喜んだり感謝したり…楽しいおしゃべりなどはしていた。(決して電話はしない)

そんな彼女に宅配を送る機会があり、そこへ先日買った5枚パックのマスクをしのばせたのである。

彼女とのメールの中でマスクが話題になったわけでもない。「アベノマスク」が話題の昨今、マスクに対する考え方もそれぞれだろう。議論する気はない。ただ、

マスクを送って迷惑がられることはなかろう

半ば、お試しのところがあった。

と…

早々にお礼メールがあり、

マスクは大いに喜ばれた。

私自身、あまりマスクに期待するところがなく、彼女には、散歩の際にでも着用してもらえれば…と思っていた。すると、

ゴミ出しの際にもマスクをつけるという。(メールで)

そして、マスクをしてゴミ出しする姉妹をマンションのエレベーターで見かけた少年が、慌ててマスクを取りに部屋に戻ったと…

これが良いことかどうかはわからない。(悪いことではなかろう)

ともかく、送ったマスクは無駄にはならなかった。

よかった。

娘達の家庭教師として我が家に来られた先生にも、帰り際、

「マスク足りてます?」

と尋ね、

「はぁ」

足りてるのかぁ…思いながら、

「これ、よかったら…」

と5枚パックのマスク差し出す。

「いいんですか?」

「大量に買い込んだので、どうぞ」

どうやら、マスクは有難がられたようである。

家庭教師の派遣先から、家庭教師先に向かう際にはマスク着用をと言われたようで、家庭教師の先生は3月頃からマスクをして来られた。

だが、家庭教師派遣先がマスクを提供してくれることなどなかろう。

我が家の家庭教師は国立大の野球部主将で、マスクと縁があるとは思えない。

私同様、使い捨てマスクを捨てずに使い続けているとしても、文句はない。

確かに、家庭教師先の母親に、「マスクあるか」と聞かれて、「ありません(使い捨てマスクを捨てずに使っています)」とは答えられないなぁ、と思う。

真相はわからない。

しかし、まぁ、あって邪魔にはならないだろう。

よかった。

そんなわけで…

5月6日(マスク販売の最終日)例の場所に行って、

またまた、マスク50枚(5パック×10)買ってしまった。

1枚100円(+税)=5500円のはずが、

4900円でいい

と言われ…

得した気分の私であった。