見つかる(3)

横浜駅から電話…。

名前を確認され、拾得物があったらしい。

内容を確認して、

間違いない。

そうか……。

横浜で色々買い物やらして、バッグが収納しきれないほどに膨れ上がり、

落としてしまったらしい。

ともかくも……よかった。

少し冷静になって、はて……?

と思う。

どうして、あのカードケースの中身から、ここの電話番号が判明したのだろう???

拾得物が届いたところで、連絡先が判らなければ、こうして電話などしてもらえなかったのだ。

内容物に、ここの電話番号を記したものはなかったはずだ。

で…。

横浜駅にカードケースを引き取りに行った際、尋ねてみた。すると…

内容物の中に、娘の使わなくなった「PASMO」が入っており、そこから(私の現住所に)電話できたようであった。

まさに紙一重……。

この「紙」は「神」だと思う。

これがなければ、私に電話もなく、自動的にカードケースは警察の方に流れ……。

「自宅のどこかにある」と思っていた私は、警察に届けなど出さなかっただろう。

「祈り会」で、少々恥ずかしかったものの、

「見つからないカードケースを、主が見つけてください」

と祈り、祈ったその日に、カードケースが見つかった。

「祈り」がかなえられたことを、我々キリスト者は、

「祈りが聞かれた」

という。

カードケースの中の「ビックカメラ」のカードには、10000円近いポイントもあった。

これが守られ、私の手元に戻ったことにも、深い感動を覚えた。

アーメンである。