大人の飼育体験(上)

5月下旬から修羅場であった。

修羅場とは「修羅」なのであって、日常など吹き飛ぶ。

で、色んなものがたまる。

新聞、自動録画、日記、家計簿、ブログ…

ストレス、欲求不満、ゴミ…

修羅場でない日常は、なんと平和で祝福に満ちていたのかと思う。

そんななか、修羅場が一段落ついて、

横浜動物園「ズーラシア」の、

大人(高校生以上)の飼育体験

に行った。

これは、募集に応じて応募し、私は応募者のなかから「当選」したのである。

一緒に応募した娘2人は「落選」した。

なぜ、「飼育体験」に応募したかと言えば、動物好きの娘たちに影響されて、

ちょっくら、動物園の裏側を探索するか。

みたいな動機である。

娘たちが言うに、

「(動物のなかで)人間が一番可愛くない!」

そういう視点があるのかと思う。

そういう意味からも、「飼育体験」に期待した。

そして、当日…。

8時半、横浜線中山駅」に到達した私。

集合時間は「ズーラシア正門ゲートに9時20分」

なので、ここからバスに乗れば余裕のはずであった。

それが…

バスがない。

9時半まで「ズーラシア」行きのバスがない。

当惑した。ズーラシアに電話した。

ズーラシアは録音放送だったが)わかったのは…

ズーラシアが開門するのは9時半。

なので、8時半などにはバスはない。

これが、事前にわかっていれば、「大人の飼育体験」をキャンセルしたかもしれない。

が、「修羅場」で確認する余裕などなかった。

で、仕方なく、

タクシーでズーラシアまで行った。