新年号「令和」

4月1日、菅義偉官房長官が記者会見し、新年号を発表した。

「新年号は……」

明確に聞き取れなかった。墨書の札を掲げて、

令和

な、なんと……!である。

「れいわ」

「令子」の「令」ではないか。

びっくりである。

この「令」という字、

「美」「幸」「雅」「愛」「優」「恵」「久」「陽」「真」「貴」「寛」「明」「光」「敬」「正」「誠」

…などと違い、あまり意味をもたず、表舞台に現れない。

「れいこ」という名は珍しくはないが、「玲子」「礼子」「麗子」「怜子」…

「令子」はそう多くない。

「命令」「律令」「指令」「令嬢」……

個人的には、この「令」の字が好きだった。

「令子」という名に飽きることなく、年を経るごとに好きになったといってもいい。

で、年号である。

珍しく、テレビの前で発表を待っていた。そして、

令和とは……

「和」は、「昭和」の「和」、平和、調和、和平……人名にも多く使われる。

「令」の字が、年号に使われるとは……まさかである。

今までは、「令子」と説明するのに、「『命令』の『令』」と言っていたが、これからは「『令和』の『令』」と言えるな…と思う。

響きもいい……。

夢心地であった。

で、「令和」が発表された瞬間、「三輪令子」の「令」だと思ってくださった方が複数

おられたこともわかり、感謝であった。

ありがとうございました。