「修道女ルシア 辱(けが)す」(2)

突然ですが、明日から二泊三日の軽井沢、バイブルキャンプに娘達と参加します。
ですので、このブログ、片づけてしまおうと急いでDVDを見直しました。
で…。
やっぱり、この映画、凄い。
なんて言うと、桂先生は、
「やっぱりあなたはダメですね」
などと言われそうです。
この映画が公開された1978年、何と桂先生が脚本書かれた映画、10本が公開されていて、その中には市川昆監督の横溝正史シリーズ、「犬神家の一族」に続く「女王蜂」も入っています。
いやはや…。
で、この「修道女ルシア 辱(けが)す」は修道女シリーズ第一弾。
桂先生「脚本はダメです」と語っておられますが、大ヒットしたようです。
修道女シリーズは「修道女ルナの告白」「修道女縄地獄」…と続くようです。
で…。
一応、キリスト者として、ブログ書く前に「修道女」というものを調べてはみたんですね。
修道女はカソリックで、プロテスタントではなくて、カソリックプロテスタントは同じクリスチャンでも…
などと真面目に語ろうとしてたんですが、
そんなもん、誰が知りたいねん。
という事実に気づきまして、割愛します。
ただ、せめて、これだけは語らせてください。
修道女になるには、三つの約束があるそうです。
私有財産をもたない(清貧)
・一生、独身(貞潔
・上の命令には服従(従順)
信仰に基づく共同作業に日々、従事しておられるようです。
これを念頭に置けば、
「修道女ルシア 辱す」は、見られたものではないと思います。
なので、念頭に置かないでください。
主人公、大滝ルミ子は大学受験を控えた金持ちの一人娘。
ただ、この令嬢、のっけからタダの令嬢ではない。
家庭教師と既に肉体関係にあり、
父親が賄賂に用意したスーツケースの現金見つけて、家庭教師をヨーロッパ旅行に誘います。
で、勉強時間にもかかわらず、家庭教師を誘惑して…くんずほぐれつ…
おいおい…
家のモン、おるんちゃうの?
避暑とか海外旅行に出かけてんの?
それでも…家政婦とかいてるはずやろ。
…などと、つっこみたくなります。
こっちがハラハラしていたら…
2人が素っ裸で真っ最中のところ、
父親が男性秘書と入って来ます。
これ、
いくらなんでも無理あるやろ?!
母親は一切、登場しないんですが…。
で、父親は家庭教師を責めたてます。この家庭教師、父親の世話で大学行ってるらしいんですね。
そこで、ルミ子の取った行動…。
秘書を手元にあった果物ナイフで刺します。
家庭教師に対する純粋な思いではなく、
絶対権力を振りかざす父親に対する反発…
のように感じました。
ルミ子は警察呼ぼうとして、父親に止められて…。
修道院に送られます。
で、いきなり修道服着て、修道女になってるルミ子。
そんな簡単には修道女にはなれないはずなのですが、その辺は「お金の力で」と解釈しましょう。
で…。
洗礼名(いつ洗礼、受けてん?)ルシアと名付けられたルミ子の修道院生活が始まります。
それは…
私有財産をもたない(清貧)
・一生、独身(貞潔
・上の命令には服従(従順)
とは程遠い、ルシアをして、
「少年院や刑務所の方がよっぽど清潔!」
と言わしめる世界でした。
院長と司祭との「くんずほぐれつ」を目撃するルシア。
そればかりか、この司祭は院長に頼まれ、
「2人の僕(しもべ)を同時に愛することをお許しください」
と祈り、2人のシスターと交わります。(俗に言う3P)
すべてを見てしまったルシアは…反省室にやられます。
革ベルトで椅子に拘束されます。
そこへ…。
刑務所を脱走した2人組がやって来て…
拘束されたルシアと目が合い…
2人組にしたい放題、やりたい放題されるルシア。
その後のルシアの第一声がふるっています。
「スッキリした?私と取り引きしない?」
映画は、ここから面白くなってきます。
あれ…。
キャンプ前に終わらせるはずが…
終わらんやんけ。