正直な祈り(3)

「皆さん、色々ご心配いただき、お祈り下さりありがとうございました。ここでご報告させてください」
あの「忍耐は嫌ですね、嫌いです(/-\*)」の姉妹が祈り会に来られ、ご挨拶されました。
1年間礼拝に通いながら職に就けず経済的に困窮していたのが、年末から郵便局の仕分け業務をやり、それを終了されたとのこと。
東京都の最低賃金で休憩もない。昼食は取れますが、6時間立ちっぱなし、8時間座りっぱなし。とにかくきつくて、4分の3が辞めるそうです。お陰で2度連絡をもらいました。最初は断りましたが、2度目は、『これは主がくださったものだ』と思って引き受けました。私も年(60超)ですし、どうか具合が悪くなりませんように、嫌な目に遭いませんようにと祈って始めました。その結果、苦痛ではあっても特にトラブルもなく、休まずに仕事を終えられました。今までの私ならトップに辞めていました(^○^)/
何とも晴れやかなお顔。
「私はとにかく忍耐力がない。我慢が大嫌いです。ですから、キリストの教えである、『忍耐』とか『十字架を背負う』とか『主の懲らしめ』とか…幼い頃からもう、嫌で嫌で…(^◇^;)」
何せ、一人娘で幼稚園からカソリック。ヨーロッパに留学もされたそうで、自由奔放な方のようです。
「時代も良かったのか、あまり忍耐せずに来れたんですが、もうここ数年、生活保護を勧められるほどどうしようもなくなって…( ̄▽ ̄;)」
エス様に導かれたそうなんですね。
「そして、この仕事をしながら感じました。主は、この仕事を通して、私に忍耐することを教えられたのだ。また、この試練に耐えられるか試されたのだ、と。そして、休まずに仕事をやり終えたら…色々な祝福をいただきました(^ー^)ノ」
それは、
『もう随分、音楽会に行っていません。御心ならば、どうか、音楽会へお導きください』と祈っていたら、礼拝で姉妹からサントリーホールに誘われた。(無料)
礼拝に通う電車の回数券(姉妹にもらった)が切れて、『これから礼拝、どうしようかな…』と思っていたら、すぐに、『間違って買っちゃったから』と別の姉妹が回数券をくれた。
上野に故宮博物館展示を見に行ったら入場するのに40分待ちで、その時、「ありがとうございました」と主にお祈りしたら、飛行機雲で空に十字架が描かれた。
":*・゚☆.。.:*・゚£(。・""・)o[†...Thanks...†]o(・""・。)β。.:*・゚☆.。.:*"
「小さい祝福ですが、嬉しいですね(^O^)変な例えかもしれませんが、仮に100万入って海外でオペラ三昧出来たとしても、そんなのは一時のこと。帰りには逆に、虚しくなってると思います。小さい祝福がありがたいんですね」
な、なんか…人格が変わってる。別人みたい( ̄0 ̄;)
「あなた様はどうして、人に忍耐ばかりを強いるのですか?」「離れようとすると引きとめられる」「忍耐は嫌ですね、嫌いです(/-\*)」
と叫んでた人が…。
「もう、白旗上げました(^◇^;)」
砕かれて、「神様、お願いします」ってことなんですね。
それでも、
「聖書にあるように『主は最善をなしてくださる』と確信は出来ませんが、『受け入れがたいことも受け入れなければならないのか』と思うようになりました」
そして、
「主の御心は私の思うかたちでは表れない」
と納得されたようでした。
「こちらの姉妹方は見返りを要求しない温かさがありますね。自分のことより他人のことを祈ってる。私なんて、『神様、私の代わりにあの人を酷い目に遭わせてください|`Д´)ノ』なんて祈るのに…」
私は思わず言ってしまいました。
「それは、祈りじゃなくて呪いじゃないですか?」
「え、呪いなんでしょうか?(っ*´ё`)b  ぁぃ」
シ━━(^(^(^(^(^(^ω^;lll)━━ン
私と同じ、関西人でB型。何だか波長が合いそうです。
ヤァ \(⌒∇⌒(⌒∇⌒(⌒∇⌒)⌒∇⌒)⌒∇⌒)/ ヤァ