姦淫(2)

はい、毎週日曜、双子の娘達(8歳)を叩き起して、せっせと教会に通っていた私でした。
みっちりバイブルスタディをして、心満たされ、生き返るような思いにとらわれていました。
ところが…。
この度、教会を叩き出されることになりました。(詳細は「姦淫(1)」)
この教会について、悪く言う気は毛頭ありません。私に
聖書の素晴らしさ、
信仰の厳しさ、
を教えてくれました。筋金入りでした。だから私は
皆勤で礼拝に通えたし、心から神を敬愛するクリスチャンになれた。
と思います。
思えば、教会に通い出して…聖書の素晴らしさ、面白さ…を知ると同時に、
偶像崇拝
という、巨大な壁に突き当たりました。
有名な「十戒」にあります。
「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水にあるものでも、どんな形をも造ってはならない」
そして、その続きには…
「〜あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎(とが)を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代(せんだい)にまで施す」
出エジプト記20章)
怖いです。教会でよく、「神を怖れてください」と言われました。尊敬をこめた「怖れ」です。何より私は、
地獄が怖い。
天国に行きたい、というより、地獄にだけは行きたくない。
地獄みたいなもん、あるか〜( ̄_っ ̄)フーン
とか言われそうだけど、聖書には「燃えるゲヘナ(地獄)に投げ込まれる」などとあり、私はもう、発熱しそうになりました。聖書には、天国も地獄も書かれてあるのです。
ダンテの「神曲」は地獄巡りですからね。(永井豪による「ダンテ神曲」参照)
偶像崇拝」の「偶像」とは…
教会によって解釈は違うようですが、私の教会では、
江原啓之美輪明宏瀬戸内寂聴細木数子…は無論、星占いに風水、正月に節分、雛祭り、端午の節句、七夕、盆踊り…
はい、要するに、占いは「血液鑑定」「花占い」に到るまでNG、日本の行事とされてるもの、すべてと言っても過言でないほど、NGなわけです。
暦(こよみ)や干支(えと)…、日本人が好きな「ご縁」という言葉も仏教用語でNG。
神社にお参りなんて、論外なわけですね。
ちょっと、パニックになりました。
私、仮にもミッション系の大学に4年いたけど、そんなこと言う学生も教授も知りません。大体、そんなじゃ、
日本では、生きていけない…
ような気がして。
うちの娘達…仲間はずれになって、イジメにあう…
とか。
第一、
「汝の敵を愛せよ」
なんて言う神様が、何でも受け入れて許してくれると思ってたのが、あれもダメ、これもダメ、自分以外はみんなダメ…それが嫌なら、
地獄へ行け…
━━(^(^(^(^(^(^ω^;lll)━━ン
そんな私でしたが、(精神的)修羅場をくぐった今となっては、
偶像崇拝の愚かさを知った。
「偶像」に振り回されてた自分を知り、人生から余計なものを掃除出来てよかった、と思っています。結局、
自分の中に確固たるものがないから「偶像」にすがる。
今までの人生を、「キヤスメ」「ゴマカシ」で生きて来たことに気づき、自分の中で地殻変動が起きたようでした。
記録的な猛暑の昨年夏、洗礼は受けたものの、苦しくて干上がりそうでした。(占いではブレイクしているはずが)仕事の流れも切れたり止まったり…。
「神様、苦しいです。助けてください」
と祈りながら…、一方で、
「(占いの)××さんに相談したい。本当に、キリスト教で星占いはダメなんだろうか…」
ネット検索したりして。もう、
天使(キリスト教)VS悪魔(星占い)
あまりの苦しさに、
悪魔に魂を売り渡す。
ことさえ考え、それを踏み止まったのは、
ただ、神にしがみついてる。
それしか出来なかった。
占いは悪魔です。占いを切らないと神様が入ってこれない」
牧師夫人に言われて、占い師に決別のメールを出しました。人間的にも好感をもっていた人でしたので、「キリスト教」の教えに逆らえないからと。そして、その返信には驚きました。
その人は、厳しいプロテスタントの家に育ち、それこそ、あれもダメ、これもダメ…。その反動で、今の自分がある、と…。
少し、「姦淫」から反れてしまいましたが、1年弱のクリスチャン生活を振り返ってみました。次号に総論としてまとめたいと思います。
":*・゚☆.。.:*・゚£(。・""・)o[†...Thanks...†]o(・""・。)β。.:*・゚☆.。.:*"