「女猫」(2)

2009年、亡くなった山城新伍の監督作品です。なんでも、
自らがファンだった早乙女愛口説き落として出演させたとか。
俳優、監督、司会…
多才な人のようですが、かなり強烈な個性の持ち主だったようで、
東映ニューフェイス同期の花園ひろみと二度の結婚と離婚をし、一人娘がいます。
二度目の離婚後、老人施設で孤独な老後を送るも、元妻も娘も見舞いに来るどころか、
葬式にも出なかった
そうです。
|* ̄Д ̄*||*-д-*||* ̄Д ̄*||*-д-*|ウンウン
はい、この山城監督の演出…
遊び心満載で、
なんか、オモロイやんけ〜( 〃▽〃)ノ
と思わせます。冒頭、
自宅マンションにいた美音子(早乙女愛)が急患で呼び出されます。
病院に着いてみると、急患の妊婦はせんだみつお扮する夫が甲斐甲斐しくいたわり、妊婦は妊婦で必死でお腹の子を守ろうとするのですが、この妊婦、
どう見てもオカマ(ニューハーフ?)やで〜
結局、この妊婦…イヤ、妊夫は殺されてしまうんですが…
その葬式…ズラ〜と居並ぶ…オカマというかニューハーフというか…一応、派手な化粧してキレイと言えなくもないけど、どう見ても、
無骨で男が化けてる、という感じ。
彼女達の存在感にやり取り、リアルで面白いです。何より、
金かけてるやんけ〜
葬式のシーンて、お金かかるんですね。
会場とか人数とか衣装とか…
だから、低予算だとカットされる。その点、この映画は、
余裕見せてくれるやんけ( ー_ー)ノ
ちなみに、この映画86分と一般映画並。ロマンポルノは70分くらいのもの。手近にある「宇能鴻一郎の姉妹理容室」は69分です。
で、早乙女愛扮する女医が、野望の渦に巻き込まれていきます。中には、
中絶手術したばかりの女を男共が容赦なく襲うシーンなんかもあり、
「通りがいい」
なんて言いながら…( ̄_ ̄|||)どよ〜ん
ちなみに、山城新伍の父親は医者、母は看護師、弟も医者だそうです。
驚いたのは…ヤクザ風男共が産婦人科を襲撃し、診察室で女を襲うところで…
ペリカンて、わかります?
80年代当時はあったのでしょう。女体の、お子様が出てくるところを押し広げる器具ですね。
それをヤクザ風男が振りかざして…押し広げてるんですね。
画面では…その押し広げられるところを内側から捉えていました。
(詳しくは現物「女猫」を御覧ください( ゚∀。)ノ)
その辺、私は興味深く見たのですが、
岩城滉一扮する、ゲイバーのママが、
全く、それらしくない。
クラシックカー乗り回す、ギンギンのストレート男やんけ…
(よって、ラスト、早乙女愛と恋に堕ちるシーンも、普通のラブストーリーで東映映画みたい…( ̄Д ̄;) ガーン)
なにはさておき、早乙女愛岩城滉一に向かって、
「誠さん」
と言いそうな雰囲気でした( TДT)ノ
悪の親玉がホテルの理容室で髭を剃ってもらっていて、その理容師が急に呼び出されて席を離れ…
残った親玉のところへ、早乙女愛がメスを手にして、親玉喉元を
グサリ…
キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
それはないやろ〜
ゴッドファーザー」やりたかったのか〜
(ヽ>ω<)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(>ω<ノ)ノ

最後に一言…。
早乙女愛
その、深窓の令嬢風美貌に巨乳…は、
男の永遠の憧れ…
だと思います。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェー