病院巡り(3)

毎週、口腔外科に通院しながら、色んなことを学習した。
(大きな病院なのに)待ち時間が短い。
内科や外科に比べ、「口腔外科」というのは、患者が少ないらしい。
骨というのは、骨折して1ヶ月が大事。
口が開かず、ミニトマトを歯と歯の間に押し込むのがやっと…であったが、
「(人差し指と親指で)日に何度か口を開くことをしないと、そのまま骨が固まってしまう可能性もありますから」
「\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?」
である。
確かに、術後に時間を置かずにリハビリしないと、骨がそのまま癒着するというのは聞いたことがある。このまま、おにぎりも割って食べなくてはならないようでは大変である。
リハビリ…に励む。
そうして…間もなく、私の口はほぼ元通りに開くようになったのである。
思い切り、欠伸(あくび)もできる。
回復力、自然治癒力…に感動、感謝である。
次の診察時には「順調に回復しています」
と言われる。
ヾ(≧▽≦)ノ
思えば、外科、内科、精神科、皮膚科、婦人科、小児科、泌尿器科耳鼻咽喉科、歯科、眼科…。
「外科」ひとつとっても「脳外科」「心臓外科」「整形外科」「口腔外科」…「血管外科」なるものまであった。
何年も勉強し、訓練し、資格を取った医師が、専門分野の治療に当たるのである。
こんなこと、動物では考えられないのではないだろうか?少なくとも、動物病院に「外科」「内科」の別はないだろう。
それだけ、人間の体は、実にち密に造られているのだ。
すごいなぁ…しみじみと思った。
怪我から1ヶ月。
明日、再度CTスキャンを撮って異状なければ、通院も終わりかと思う。
お金も時間も消費したが、貴重な経験だった。
人間の体は、ち密に出来ている分、もろいのだ。
ジョギングは怠けずに、ただし、転ばないように要注意である。