「モーツァルト」と「ショパン」(-_-;

その電話がかかってきた時、私は入浴中であった。
娘A(8歳)が「今、お風呂に入ってます」と取り次ぎ、私が風呂場から「誰?」と聞いてもわからないと言う。
バスタオル巻いて受話器取ると…
石堂先生であった。
何でも先生、リハビリに通う施設の薄味、低カロリー…の食事に慣らされ、帰って来てから奥様が作られたホワイトシチューを旨さのあまり、お代わりして…下痢をしたとか。
連絡の遅れた説明だろう。
「ブログも見たよ」
了承をいただく。反感やお怒りを買うようなことを書いたつもりはないが…御仁が御仁なだけに、「ネタにさせていただきました<(_ _*)> 」と正面から挨拶するのは結構、勇気のいるものであったf(^ー^;
で…問題のモーツァルトの話題となり…
「あの、今、お風呂ですので出ましたら折り返し、かけ直します」
「お風呂ですので」なんて…言っちまったよ。娘が先に言ったにせよ…(/-\*)
ドモ ヽ(゜▽゜*)Ξ(*゜▽゜)/ ドモ
別に、二児の母、立派な中年のおばはんの私が、自惚れるつもりはないが…
かの昔、独身時代に、
「石堂家の嫁にどうでしょう?(o^∇^o)ノ 」
と自ら立候補したことがあった。先生には二人の息子さんがおられる。当時、お二人とも独身であった。
と、先生、
「君が嫁に来てくれたら嬉しいなあ。お風呂覗いちゃう」
などと、栄誉ある言葉をいただいたのである(^-^)v
まぁよい。先生が電話待ちながら、どのような妄想を抱いたかはさておき…。
「電話した用件はね、あなたが言ってたコルトーに、やっぱりモーツァルトはないんだよ」
私がかけ直した電話に出られた先生が言われた。コルトーとは、アルフレッド・コルトー。フランスを代表するピアニストであり指揮者なのだが、先生にモーツァルトの選曲をお願いした際に、
「君にどんなCD贈ったか教えてもらえる?」
(話の背景については3・26日ブログ「モーツァルトと石堂先生」参照)
と聞かれた。そこで、一番よく聴いていた5枚組のCD「アルフレッド・コルトーの芸術」だと言った。
コルトー…。コルトーモーツァルトやってたかな」
先生は不審な声。私は、ディスクのパッケージを取り出し読み上げた。
「間違いありません。『アルフレッド・コルトーの芸術』です」
「ああそう…」
意外な発見をしたような反応であられた。そして、やはり…
ルフレッド・コルトーモーツァルトはない。
と先生は言う。
そんな筈ないでしょ。
「だから、そのコルトーをこちらに送ってもらおうと思って」
私は再び、『アルフレッド・コルトーの芸術』を取り出す。
よもや…思いながら、中のCDを出して見たら…
CHOPIN
これは、どう読んでも「モーツァルト」ではない。
ショパンだ。
アセアセo(^^;o)Ξ(o;^^)oΞo(^^;o)Ξ(o;^^)oドウモ〜♪
震える声で私は言った。
「せ、先生…。CDディスクにショパンて書いてあります(/-\*)」
先生はひと言、言われた。
「ヒドイ話だね」
シ──(-ω-)(-ω-)(-ω-)──ン
私が「モーツァルト」と信じて聴いていたのが「ショパン」だったとは…。
どうか、ここだけの話にしてくださいませ。
ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ