舞台裏(5)「妊婦部屋」

「あの〜タイトルなんですけど、『妊婦部屋』というのはどうでしょう」
Iさんにタイトルの相談したら、
「((((´=д=`))))) ブルブル・・・さむぅ」
「下北沢だし(^O^)/」
「下北だから『WOMEN』でいいの|`Д´)ノ」
いつになく強弁。
なにぉ〜作者は、この私なのよ"\(`o'"") コラーッ"
なんて嘘…。
実は嬉しかった。いつもは、売れない脚本家を立ててくれる奇特なプロデューサーIさんが、ムキになったということは…
スイッチ入っちゃったのね(o^∇^o)ノ
感情移入してしまったということで、ありがたい。
タイトルというのは…難しい。
このタイトル…当初、何となく漠然と浮かんだだけで、
これや〜〜
というのは何もない。
多分、同じタイトルの作品なんて、いくらでもあるだろうし、いざ、小屋(劇場)に掛かることを想像すると、インパクトに欠けるような気もしてきた。
例えば、
菊田一夫の戯曲「堕胎医」。これは、黒澤明が映画にした時「静かなる決闘」に改題されている。
今、シアターコクーンでやってる、ケラリーノサンドロヴッチの「黴菌」(ばいきん)。
実は…こういうタイトル、個人的には好き!ちょっと、見てみようかしら…なんて、変態心をくすぐられる。いやいや…。
でも、自分でつけるのは…ちょっと…ためらいもあり、Iさんにふってみた。
で、Iさんに明快に「ダメ!」と言われ、それでスッキリ。
はい、「妊婦部屋」却下、「WOMEN」で、お洒落にいきましょう(^0^)」チャオ!
そもそもこの話、とある産婦人科の大部屋が舞台。
ここに3台のベッドがあり、そこで展開する3人の妊婦の話なのである。
皆さん、ご存知ですか?
妊婦界というものを。
これ、面白いんです〜。
特に、妊婦達の立ち話とか、待合室、母親教室…というような断片と違って、
妊婦が、入院して一緒に生活してる、って…
・入院患者ではあるけど、愛するベビーに会えるという、待望のドラマが待っている
・逆に、トラブルがあるから入院しているわけで、常に不安、危機感はつきまとう
・暇なのは仕方ないとして、「妊婦は肥満厳禁!」。ノンオイル・減塩、低カロリー…の病院食。間食不可でいつも飢えてる
・健康な妊婦ではないので、ベッドで安静の妊婦が多い。それで、「肥満厳禁」という無理難題

「出産予定日」というタイムリミットがある
・折り合いの悪かった姑が「元気な跡継ぎ」を産んでもらおう、と嫁の着替え持って来たり汚れ物持ち帰ったり…。立場逆転。
・いきなり陣痛始まったり、緊急手術になったり…(見ている方は「明日は我が身?"(-""- )"」
・そこへ健康な妊婦が無事、出産を終えて運ばれて来たり…
もう、ネタの宝庫、ドラマ満載!!
ヤァ \(⌒∇⌒(⌒∇⌒(⌒∇⌒)⌒∇⌒)⌒∇⌒)/ ヤァ
って…
おまえ、ヤケに詳しいやんけ( ̄へ  ̄ 凸
はぁ、実は妹を見舞った際に…
妹なんか、おらんやんけ!
実は、前から妊婦に興味があって、ある妊婦を追跡取材して、病室に寝泊りを…
嘘つけ〜(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!!
は〜ごめんなさい。私、入院してました。
妊婦でした!(/-\*)
ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
って…
なんで謝ってるのか、よくわからないのですが。
はい、このお話は実体験が元になっています。自分が妊婦として入院しながら経験したこと、考えたこと、妄想したこと…がベースになっています。
だから、
リアルです。
ちなみに、私が入院していたのは、トラブルがあったわけではありません。一応、健康な妊婦だったのですが…
双子妊娠
ということで、妊娠8ヶ月から「管理入院」を強いられたのでした。
双子妊娠というのも面白いのですが、そうして1ヶ月以上、入院しながら「妊婦部屋」を取材出来たというわけです。
・*:..。o○☆*゚Congratulations!!・*:..。o○☆*゚