「がん」という冒険(88)

初めて世田谷線というものに乗った。

世田谷区には学生の頃からしばらく住んでいたし、なじみがないわけではないが、世田谷線は耳にするだけだった。

不思議な線だった。切符売り場も自動改札もなくて、バスみたいな2両編成の車両に乗って車内にある機械でICカードor現金で料金前払い。(運賃は一律大人150円)

座席も左右の窓際に縦一列。なんと、都心の住宅街だと思っていた世田谷線路面電車

双子の娘の姉、αと降り立った「世田谷」駅は普段は無人らしい。今日は一斉に乗客が乗り降りするため、駅員が待機している。降り立った乗客の目的はひとつ。

世田谷ボロ市

コロナのため3年ぶりの開催である。その流れに身を任せた。

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世田谷ボロ市とは、今まで電車内の広告で目にはしていたが、

あ、そうですか。

で終わった。それが今年の抱負を「遊ぶ」にしたため、「遊ぶ」アンテナを立てたら引っかかり、娘達に声をかけた。寮住まいの妹βは課題で忙しいらしくNG、課題もうるさくないゆる~いお花畑の女子大生αは、私より行く気満々だった。

世田谷ボロ市とは440年以上の歴史をもつ伝統行事で、700の露店が軒を連ねる。毎年12月と1月の年2回行われる東京都の無形民俗文化財らしい。

10年近く世田谷区民だったのに、全く何も知らなかった"(-""-)"

天気予報は雨だったが「雨天決行」とあり、傘持参。

屋台、古着、瀬戸物、アンティーク…それが秩序なく、ごった煮のように並ぶ。

一言でいえば縁日の露店と骨董市がすごいスケールで軒を並べる…という感じか?

蚤の市みたいな風情もあり、αは値段交渉などして楽しんでいた。露店商は見るだけでも親切に説明してくれて人情味がある。

最初、一件一件、マイペースでのぞいていたαだったが、曲がり角を曲がったところに途方もない数の露店が両側に並ぶのを見て、一気にテンションが上がる。6時閉店。いつしか急ぎ足から駆け足に。

 

結局、雨はパラついたものの降られることもなく、時間が足りないくらいに楽しめた。久しぶりに経験する「人混み」がなつかしく、活気があり力をもらう。

「虎が猫になる味」「中華シャーピンという屋台が気になった。6時の閉店前だったがすごい行列である。最後に並んで買おうかと思ったが、行列の長さにあきらめた。鉄板でお好み焼きみたいなものを焼いている。

「虎が猫になる味」…気になる(。-`ω-)

 

そうして世田谷駅から世田谷線に乗ったのだが、それが招き猫をかたどった招き猫電車つり革も猫手で床も猫の足跡。これにも感激。デジタルとは無縁の一日だった。

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今日は全く、想像を絶するような未体験ばかり。

少し復習しようと調べてみると、

世田谷線は、普通の電車とは違うところが沢山あります。→世田谷線の乗り方や運賃、所要時間は?三軒茶屋から乗る路面電車! | Something Plus (something-plus.com)(招き猫電車の画像アリ)

「虎が猫になる味」→虎が猫になる味 中華シャーピン | しもちゃんのきまぐれ日記 (ameblo.jp)

知らないというのは恐ろしい、そして、もったいない。