「がん」という冒険(77)

先週、娘達と日比谷公園で開催された「福島お魚まつり」に出かけた。

20歳になった双子の娘、αとβはともに大学生。木曜の夕方6時に日比谷公園の噴水広場で待ち合わせた。

第8回を迎えるこのイベント、今までは新聞広告を見るだけで参加するのは初めてだったが、

いっちょ、のぞいてみるか。

と思い立ち、αとβに声をかけてみたら乗ってきた。3人でこんなイベントに出かけることは…(子どもの頃をのぞけば)ほとんど記憶にない。

 

無事に3人合流し、大変な賑わいであったが行方不明になることもなくトラブルもなく、名物の「こぼれいくら丼」を味わい、お酒も少し飲んでお祭り気分に酔いしれた。

なんと感謝なことだろう。

少し前まで、3人で近所に出かけるのでさえ、

寝てるのを起こす。(2人とも休日は夕方でも寝ている)

支度に異様に時間がかかる。

出ようとすると「トイレ~!」「携帯がない」「メガネがない」

などなど…。

私は出発前に疲れきった。

\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

ディズニーランドなど、想像するだけで怖ろしかった。

それを思えば、これは奇跡だ。

 

6月に乳がんの手術をし、再発防止のための放射線治療を終えて、今は術後の抗がん剤治療に3週間ごとに通院している。

おおざっぱにいうと、がんの再発とは、手術では目に見えずに取り残されたがんが、時間の経過とともに大きくなり、現れてくることをいうらしい。

乳がんの再発は術後2、3年以内に起こることが多いが10年後に現れることもあり、
乳房温存療法で残した乳房や、その周囲の皮膚、リンパ節などにがんが出てくるものを「局所再発」、肺や骨など、乳房とは離れた部位に発生するものを「遠隔転移」(遠隔再発)という。

局所再発の場合は、その部位を手術で取り除いたり、放射線治療抗がん剤などの薬物療法を行い、さらなる局所再発を予防する。一方、遠隔転移の場合は、がんの進行を抑え、さまざまなつらい症状を和らげる治療を行う。
ちなみに、一生の間に受ける放射線の量は決まっているらしい。あくまでざっと調べただけなので、こまかな点は各自で調べていただきたい。

今まで、がんについて怖くて調べられなかったのだが、このままでは経験者として人にアドバイスもできないと思い、少しずつ調べ始めてはいるが、

ほどほどにした方がいい。

気がする。

「再発」も「転移」も、もちろん避けたいけれど、いざ「再発」したところで、今までしてきたような治療を繰り返すのなら、それほど恐れることもないだろう。「転移」はがんと闘うのではなく、付き合っていくともいえるのではないか?

がんになってから、再発、転移のリスクから生涯、逃れられないのだと思った。そういう意味で、「WITH がん」の人生だし、それでいいと思った。

死なない人生がないなら、がんで死ぬのも悪くない。

そんな心構えでいる。

ただ、がんの再発リスクを低くする条件として、

・肥満でない

・喫煙をやめる

・適度な運動をする

は見事にクリアしている。その上、がんの発症リスクとされている飲酒も、以前は、

シラフでやってられるかぁ~( `ー´)ノ

とお茶代わりに飲んでいた(。-`ω-)のが、

週一程度(飲みたい時に)になった。

これは、娘達のストレスがなくなったのが大きいのかもしれない。ムリせずに自然に飲まなくなった。

 

笑いは免疫力を上げるのにとてもいいらしい。生活を、人生を楽しみたい(≧▽≦)

髪も生えてきたし、来月あたり、娘達と江の島の天然温泉に行きたいと思っている。

(*^^)v( ^^) _旦~~(^0_0^)(^。^)y-.。o○(*^^)v( ^^) _旦~~(^0_0^)(^。^)y-.。o○