「がん」という冒険(76)
去年の今頃、乳がんの宣告。
半年に及ぶ術前の抗がん剤治療、副作用でハゲになり、今年6月に手術を終え、術後の抗がん剤治療を受けながら25回にわたる放射線治療も終わった。術後の抗がん剤はまだ当分続くが、こちらは副作用もとくにない。髪も元気に生えてきている。
そんなわけで、ようやく私は「がん」について具体的に調べ始めた。
なぜ、今まで調べなかったかというと、
怖いから。
余計な情報に右往左往したり振り回されたくなかった。
幸い私は抗がん剤による副作用の苦しみもなく、担当医を信用でき、明るく快適に日々、暮らせていたから、わざわざ不安の種をまくようなことはしたくなかった。
がんについての医学的なことは私には難しすぎて理解できないし、担当医に質問したところで医師をわずらわせるだけだと思った。
医師に「信頼します」と言い、「信頼してください」と言ってくださった。それで十分だろう。必要な情報なら医師が提示してくれるはずだった。
この女医を疑うことなく信頼し続けられたのは、主の恵みだと思っている。
そんなわけで、乳がん患者のブログなど読み始めたが……。
重い。
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
暗い。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/\(゜ロ\)(/ロ゜)/\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今まで読まなくてよかった~(^。^)y-.。o○
抗がん剤治療のつらさなど延々と書いてあり、こんなの読んだら、逆に副作用が出てきそうである。
術前の抗がん剤は、自宅での飲み薬もいっぱい処方されたし、副作用に対処した薬が、それはもう、怖ろしいくらいあった。(私は全く服用せず)
術前の抗がん剤は、がん細胞をやっつけるためだが、術後の抗がん剤は再発を予防する目的のためだから、ゆるいのである。
去年の11月16日、乳がんの宣告を受け、抗がん剤治療や副作用でハゲになる、治療が高額になる、次回はがんのグレードや転移がわかる検査をする…。
これでもか、とばかりに過酷な現実をつきつけられながらも私は冷静で平安だった。夫にも動じることなく報告して、「すげぇ」と言われている。
自分でも不思議だったのだろう。あまりのことに現実感がわかないだけかと思ったのかもしれない。
ブログにはこう書いている。
「がん宣告を受けた翌朝、悪夢から目覚めてもよさそうなものだが、逆だった。
光の中で、私は夫や娘達の悩みから解放され、身軽になって喜んでいるのである。
我ながら驚く。」
この日、目覚めた朝のことはよく覚えている。
ふーむ。聖書には夢がよく登場するが私はあまり夢を見ない。聖書のなかの夢は予言的で、現実に起こる。
私は夢を見たとしてもどんな夢だか明確でない。それが、こんなにもはっきりと、イエス様からのメッセージとしか受け取れないような夢を見た。
自分の性格を思えば、がん宣告を冷静に受け止めたとしても、その現実は時間の経過とともにジワリジワリと私を責め立てるはずだった。
この夢を信じたわけではないし、それどころか、
忘れていた。
\(゜ロ\)ココハドコ? (/ロ゜)/アタシハダアレ?(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
フタを開ければ、聖書の通りにこの夢は現実となり、予言的中したのである。
(*^^)v(^。^)y-.。o○(^^)/(*^^)v(^。^)y-.。o○(^^)/(*^^)v(^。^)y-.。o○(^^)/